ドイツにわたって20年以上。シュトゥットガルトを本拠地とするSWR響で活動をしながら、毎年夏には帰国しサイトウ・キネン・オーケストラで活躍を続けているコントラバス奏者 幣隆太朗さんが7月6日、東京文化会館で無伴奏リサイタルを行います。
オーケストラの屋台骨を支える楽器としての印象が強いコントラバス。幣さんは、この楽器の新たな可能性を探るべく長年にわたり、オーケストラだけでなく室内楽やソロでの公演を続けてきました。
そして今回はついに無伴奏。
「まったくごまかしが効かない未知の世界で恐怖を感じる」
と率直に語りつつも、
「自身の、そして楽器の限界を超えたい」
と静かに話していたのが印象的でした。
多くのインタビューは、音楽以外の話に逸れたりするものですが、ぎっしり音楽詰めの1時間となりました。
この無伴奏公演もさまざまな想いが凝縮された演奏会になること、間違い無いでしょう。
インタビュー記事は6月中旬に公開予定、お楽しみに!
第3回 無伴奏の世界 幣 隆太朗
2024.7/6(土)14:00 東京文化会館(小)
出演:幣 隆太朗(コントラバス)
曲目:
西田由美子/転生
細川俊夫/唄(ばい)
一柳 慧/空間の生成
平川加恵/さくらさくら変奏曲 ※コントラバス版 世界初演
テッポ・ハウタ=アホ/カデンツァ
ジュリアン・ツビンデン/バッハに捧ぐ
エミール・タバコフ/コントラバスの動機
ペトリス・ヴァスクス/バス・トリップ
ヨハン・セバスチャン・バッハ/無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007(コントラバス独奏)
※曲順未定
問:ミリオンコンサート協会 03-3501-5638
http://www.millionconcert.co.jp