ルービンシュタイン国際ピアノコンクールで黒木雪音が第3位入賞

 イスラエルのテルアビブで3月14日から開催されていた第17回ルービンシュタイン国際コンクールは、現地時間3月30日、全ラウンドの審査が終了。アリエ・ヴァルディ審査員長から結果が発表され、日本から参加の黒木雪音が第3位入賞を果たした。優勝はカナダのケヴィン・チェン。

◎最終結果
第1位・ゴールドメダル ケヴィン・チェン CHEN Kevin🇨🇦(カナダ・18歳)
第2位・シルバーメダル ギオルギ・ギガシヴィリ GIGASHVILI Giorgi🇬🇪(ジョージア・22歳)
第3位・ブロンズメダル 黒木雪音 KUROKI Yukine🇯🇵(日本・24歳)
(その他の順位、特別賞は、現地時間3月31日の表彰式にて発表される)

黒木雪音のファイナルのステージより

 6人が進出したファイナルでは、室内楽、クラシカル・コンチェルト(共演:アヴネル・ビロン指揮イスラエル・カメラータ)、グランド・コンチェルト(共演:ヨエル・レヴィ指揮イスラエル・フィル)の3つの課題が設けられ、のべ7日間にわたる長丁場で行われた。

 チェンは、カルガリー大学在学中の18歳。今回は2022年ジュネーヴ国際音楽コンクール優勝に続く快挙となる。黒木は、昭和音楽大学、同大音楽研究科修士課程に学び、江口文子に師事。わずか7歳で東京ニューシティ管(当時)と共演するなど早熟の才を発揮し、これまでに東京フィル、東響、神奈川フィル、オランダ放送フィル、リトアニア国立響など国内外のオーケストラと共演。2022年には、ダブリン国際ピアノコンクールで日本人初優勝。また同年、ユトレヒトのリスト国際コンクールも制するなど、着実に実績を積み重ねている。

ケヴィン・チェンのファイナルのステージより

 現地時間3月31日には、表彰式と入賞者披露演奏会が予定されている。