演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」が4月から開催している「OPERA ART ACADEMIA 2018(以下、OAA)」。 本企画の目玉となる実践篇「3人の演出家によるクリエーション」の第2弾が8月30日に開催された。
「3人の演出家によるクリエーション」は、岩田達宗、菅尾友、田尾下哲の3人の演出家が、まったく同じオペラの1シーンを別々に演出したらどうなるか?を、公開稽古を通して検証するもの。
演出作品は、オペラ《フィガロの結婚》の「Nr.7・“Cosa sento! Tosto andate”」。第2弾を演出したのは田尾下哲。腰越満美(スザンナ役)、黒田博(伯爵役)、大槻孝志(バジリオ役)、そして青木エマ(ケルビーノ役)が参加した。
(取材・文:WEBぶらあぼ編集部 Photo:M.Terashi/TokyoMDE)
「Nr.7・“Cosa sento! Tosto andate”」の場面は、ケルビーノが「ぼくは愛のことを話すんだ、自分自身に」とアリアを歌ったあとに続く場面。ケルビーノをどうやって
隠すかが見どころとなる場面だ。
田尾下は稽古を始める前にまず座学として、本作にどういう問題点をもって取り組むか、このシーンを演出するにあたって疑問になる箇所、ポイントとなる箇所を洗い出す。
たとえば、伯爵が逢い引きの約束をするためスザンナのところに会いに来る場面。「俺の気持ちはバジリオを通じて伝わっているよな?」と言いつつ、バジリオの声が聞こえてなぜ隠れなければならないのか?また、ケルビーノが椅子(テーブル)に隠れて、伯爵が布をめくることで隠れていることが発覚するが、これをどう演出するか。ト書き通りにするのか?など。
田尾下はまた、《セヴィリアの理髪師の結婚》上演に際し、勉強会のなかでなるほどと思うことがボーマルシェの『セヴィリアの理髪師』の原作からわかってきたことを紹介、オペラの演出をする前提として、原作にあたる重要性も示す。
たとえば、伯爵はロジーナ(後の伯爵夫人)に恋い焦がれ、マドリードまで400Kmを、半年かけて旅したこと。伯爵夫人が《フィガロの結婚》で「かつての愛はどこに行ったの?と歌う」。ここから、『セヴィリアの理髪師』から『フィガロ』までどのくらいの年月が経過しているのか?倦怠期なのか、そうじゃないのか?など疑問が生じるが、原作の第5幕で、伯爵がスザンナに変装した伯爵夫人に「三年も一緒にいると結婚生活も格好ばかりつけておもしろくない」と言うことから、3年が経っていることがわかる、など、オペラ全編にわたって原作からわかることが紹介された。
今回の演出箇所でボーマルシェの『セヴィリアの理髪師』からわかることとしては、以下のようなものが紹介された。
【ボーマルシェの『セヴィリアの理髪師』からわかること】
●伯爵がスザンナとフィガロの結婚を許したのは、スザンナに持参金を与えて結婚させることで、自分が初夜権を復活させてスザンナの初夜をいただくため。
●フィガロによると、伯爵はロジーナと結婚するときに(ロジーナへの愛を貫くため)初夜権を廃止していた
●スザンナによると、伯爵は近所の美人に言い寄るのに飽きたので(これまであちこちに出て行っていたのを)館に戻ることにした
●ベルが鳴って、スザンナとフィガロが出て行くシーン
・スザンナは、伯爵夫人から、婚礼の朝、「誰よりも先に声をかけてほしい」と頼まれていたが、これは、羊飼いたちの言い伝えで、そうすれば「亭主にかまってもらえなくなった奥さんが、幸せを取り戻せる」とある。ただ単に呼ばれた訳ではない。
●バルトロはマルチェリーナに呼び出されてセヴィリアから今日、やってきた。
●バルトロはバジリオもこの屋敷にいるとマルチェリーナから聞いて驚く。まるで悪の巣窟だ、と。
●マルチェリーナ曰く、どうしようもないバジリオの中でも最低なのは、自分に惚れて長い間ウンザリさせている、こと。
●マルチェリーナとの「ケンカの二重唱」の後に、スザンナが一度部屋に戻ってくる。何をしに来たか?答えがない。なぜか?スザンナが「もう何を取りに来たのか忘れちゃった」と言うから。何かを取りに来たのは確かだが、「忘れてしまった」と言うからには永遠に謎。ただ、「何かを取りに来た」のだけは確か。
●ケルビーノがこのシーンの前に、「2時間も前からスザンナ、君を待っていたんだ」と言う。
●バジリオはスザンナに、「ケルビーノはあんたの周りを絶えず歩き回り、今朝もまたわしがあんたと別れたときに、中に入ろうとこのあたりをうろついていた」という。それを聞いて、スザンナはコンテが隠れているので大慌てで否定する。
●これらのことからバジリオが、ケルビーノを見たのは2時間以内の出来事とわかる。バジリオは結婚式の朝を迎えるスザンナの周りをウロウロしていて、その流れで部屋にやってきたということが分かる。
●バジリオによると、ケルビーノは一週間前からバルバリーナにくっつくようになった。
●このあとのシーン、村人の合唱が入ってくるところで(オペラにはない)伯爵夫人も一緒にやってくる。
●伯爵夫人がスザンナに、伯爵はおまえを誘惑しようとしたのか?と聞くと、違います、自分の侍女にそんな手間暇をかけようなどとはせず、お金で(持参金で)買おうとしたのだと答える。初夜権は、スザンナが結婚して初めて行使できるので、結婚を許可するのである。
●2幕のケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」は名付け親である伯爵夫人への恋心を歌っているが、芝居のト書きでは、ケルビーノの歌が名付け親への恋心を語ると、歌の途中だが、歌詞の書かれた紙をたたみ、歌を止めさせる。
(オペラでは最後まで歌って拍手をもらうのだが。)
●伯爵はバジリオに手紙を書いた百姓を連れてこいというが、バジリオは「私は使い走りのためにこの館に入ったのではない」と断る。では何のためだ?と問われると、「村のオルガン演奏の名手として、奥様にはクラヴサンをご教示し、奥様の侍女たちには歌を、小姓たちにはマンドリンを教え、お客人にはギターを演奏して楽しんでもらう」と答える。
●伯爵は、フィガロと話をして、自分のスザンナへの想いを知っているかどうか「遠回しに」聞きたいと思っている。そして、フィガロがその想いを知っていたならば、マルチェリーナと結婚させてやろうと考えている。
●伯爵がフィガロに(スザンナへの想いを知っているかどうか)かまかけているときに、「伯爵は、夫人には贈り物を山ほど与えている」ことが分かる。
●フィガロを館の管理人に任命したのは伯爵。
●伯爵は、スザンナとフィガロが仲良くなろうが恋人になろうがいいが、結婚だけは赦さないと思っている。これは面白いところ。
●スザンナに伯爵が夜の庭での逢い引きを迫り「来なければ持参金も結婚もなしだ」と言うとスザンナは「結婚もなければ、初夜権もなし」と答える。強い女性として描かれている。
田尾下は、演出する上で重要となることとして、登場人物たちの年齢をあげる。原作や序文からわかることとして、以下のように説明した。
【登場人物の年齢】
●それぞれの年齢は、序文からわかる。
●フィガロ:30歳。15年間両親を探している。『セヴィリアの理髪師』と『フィガロの結婚』では若干キャラクター設定が変わっている。『セヴィリアの理髪師』では子供もいたのだが、『フィガロの結婚』ではそうではない。ボーマルシェは『セヴィリアの理髪師』のあと「フィガロはもう少し年長で、もう少し物知りになります」と書いている。
●スザンナ:24歳。あと2,3ヶ月で自分のことを自分で決められると言っていることから、(革命以前のフランスでは成年が25歳だったから)わかる。
●ケルビーノ:13,14歳くらいと書かれている。名付け親は伯爵夫人。このことから、それほど年齢が離れているのか?という疑問も生じるが、ケルビーノは伯爵夫人ロジーナの両親と縁続き。伯爵とロジーナが結婚してから生まれた、とは限らない。
これをうけて、前回の岩田同様、まずは全員が音楽稽古。そのあと実際の稽古に入った。
【舞台設定】
●舞台は、セヴィリアから約12キロ離れたアグワス=フレスカスの館。
●ト書きに「半ば家具を取り払った寝室。病人用の大きな肘掛けイスが真ん中にある」、「伯爵の部屋と伯爵夫人の部屋の続きの部屋の真ん中にある」とあるので、これをもとに考えなければならない。
・今回は舞台の左右がそれぞれ伯爵の部屋と伯爵夫人の部屋
・それぞれ扉がある
・客席と客席の間の通路は、他の部屋へとつながる廊下と扉。
【演出にあたっての検証事項】
1.伯爵は逢い引きの約束をするためスザンナのところに会いに来る。
「俺の気持ちはバジリオを通じて伝わっているよな?」と言いつつ、バジリオの声が聞こえてなぜ隠れなければならないのか?
2.ケルビーノが椅子(テーブル)に隠れて、伯爵が布をめくることで発覚するが、これをどう演出するか。ト書き通りにするのか?
【田尾下の解釈】
1.このシーンを演出するとき、(ト書きにはない)フィガロを登場させる事が必要だと考える。バジリオが登場する際、舞台裏で「たった今伯爵が部屋から出られたところですな」とか、「伯爵夫人のところでしょう」と言ってるのは、誰に向かって言っているのだろうか?という疑問が浮かぶ。(独り言で言っているという演出もあるが)。原作によると伯爵は自分のスザンナへの欲望をフィガロにだけは知られたくないと思っている。この場面の後、フィガロが伯爵を褒め倒しにして、結婚の事実を認めさせようと村人を連れて伯爵に直訴しに来る(第8番の合唱がまさにそれ)ことを考えると、伯爵を探しているのはフィガロであろうとまず推測できる。だが、推測を越えて確信に至るのは、後述の通り、スザンナを口説いているところにバジリオが来ても動じる必要がない伯爵が動揺して椅子の後ろに隠れるのは、バジリオがフィガロと一緒にいるからに他ならない。伯爵は自分のスザンナへの想いをフィガロだけには知られたくないと思っているのだから。なので、バジリオの話し相手は、伯爵を探しているフィガロであると結論づけることが出来る。今回は実際のフィガロでなくエア・フィガロに登場してもらい、バジリオの演技でそれを示す。以下は今回のこの部分の解釈。
・伯爵が「Chi parla?あれは誰だ?」と語る部分、バジリオの「È uscito poco fa.たった今出られたところですな」を聞いて、バジリオだと声で認識するはずで、伯爵が隠れる必要もないはず(スザンナへの恋心をバジリオには伝えてあるから)。だが、そこにフィガロが一緒にいると分かるから、伯爵が慌てて隠れる。その、どうやって伯爵がフィガロを認識するのかを演出するのが鍵である。
・バジリオが「Da madama ei sarà, vado a cercarlo. 伯爵夫人のところでしょう」と言うのはフィガロへの誘い水と考えられる。自分で行こうとしてフィガロに伯爵夫人のところへ行くように仕向ける。だから、フィガロの部屋を通って伯爵夫人のところへフィガロは行くという設定にした。
・フィガロがまだウロウロしていると思い隠れている伯爵は、バジリオがスザンナに「Figaro di lui cerca.フィガロが伯爵を探している」というのを聞いて「ここにフィガロはいないんだ。大丈夫」と確信して姿を現す。しかし、スザンナが伯爵の話題を出したことで、自分がここにはいないと思っているバジリオが自分のことをどのように語るのか、自分にとってどれくらい価値のある人物か計るためにもちょっと隠れて聞いておこうとまた隠れる。
2.肘掛け椅子に布をかけてケルビーノを隠しても、明らかに人が隠れているのが分かり、リアリティに欠けるため、音楽を使った全く違うアプローチをする。もし環境が許すなら、ヨーロッパのシャンデリアの仕組みを使って、ケルビーノをつるし上げて隠すことにしたい。
【バジリオの設定】
●バジリオはフィガロの部屋に何しに来たのか?ケルビーノが悪さする(伯爵夫人にあまり夢中になると)と伯爵が機嫌悪くなるから、なんとかするようにスザンナに言いに来る●基本的には噂話が好きで、ウロチョロしている。仕事とプライヴェートを分けていて、裁判では伯爵側につくべきなのだが、本心としては、フィガロとスザンナの結婚がうまく行ってほしいと思っている。なぜなら、マルチェリーナと結婚したいから
●フィガロが部屋に行こうとしているから、なんとかフィガロを人払いして自分だけでスザンナと話をしようと画策している
●この部屋に伯爵がいることもケルビーノがいることも知らない。知っていて伯爵が激怒するような発言をするキャラクターではないと考える。
【スザンナの設定】
●スザンナがなぜこの部屋にいるか?何だったか忘れたけど、何かをとりに戻ったらマルチェリーナがいて言い争いになり、やっと出ていったと思ったらケルビーノが助けを求めにやって来てリボンを奪われ、しかもそこに伯爵がやって来て、さらにはバジリオがやって来て困り果てている。
●ケルビーノがここにいることを伯爵にばれないようにしなければならない。そして、ケルビーノと伯爵がいることをバジリオにばれないようにしなければならない。さらに、フィガロにもケルビーノと二人でいたことを知られることは好ましいことではない。伯爵夫人の部屋に戻らなければならないのに、いろんなタスクがある。
●スザンナはフィガロのロンドン大使任命を知らない
・フィガロは知っているし、見ている客も知っているから、スザンナも知っていると思いがちだが、そうではない。ここで「なんで私に黙ってたの?」という女心を見せるかどうか?
【ケルビーノの設定】
●ケルビーノはなぜここにいるのか?昨夜、バルバリーナと一緒にいるところを伯爵に見られ暇を出されてしまったため、スザンナに、伯爵夫人ヘの取りなしを頼みに来ている。
「2時間も前からスザンナ、君を待っていたんだ」と言うことから、ケルビーノは、マルチェリーナとスザンナのケンカも見ていて、スザンナが一人になったところで姿を現したことが分かる。
●伯爵は廊下伝いに来ているから、ケルビーノにとって出口はそこしかない。逃れられない。今回は椅子ではなくテーブルの下に隠れることにする。
(どこに隠れるか、どう隠すか?ははっきりダ・ポンテも書いている(医療用の椅子に布をかぶせて)が、発覚まで隠れ通すためのリアルな設定として、テーブルの下を設定した。)
●椅子に隠れるのは(岩田さんはうまくやっていたが)なかなか難しい。それと、ケルビーノと伯爵の表裏一体、というのも見せたい。だから、テーブルにした
(お尻とお尻がくっつきそうでくっつかない。それでいて、表裏一体になって隠れているのを、スザンナとバジリオには見つからないようにしながら、お客には見せたい。)
●2003年、新国立劇場での《フィガロの結婚》で、指揮のウルフ・シルマーが、
「バジリオは実はそんなに優れた音楽家じゃない、というのを見せるために、E quella canzonetta? とスザンナが持っていた歌が書かれた紙をみて「この歌だけど?誰に当てて?スザンナ、君宛?それとも伯爵夫人あて?」という部分、自分で2幕のケルビーノのアリアを短調で歌うというのはどうか?(実際の公演ではレチタティーヴォの間、ピアノがケルビーノのアリアを短調で奏でた)フィガロの結婚ではバルバリーナのアリア以外はすべて長調で書かれている)」というアイデアがあった。このアイデアを借りて、今回はこのシーンしかやらないので歌う予定のないケルビーノにも歌ってもらう。
【伯爵の設定】
●自分の部屋から直接来るのでなく、どこか遠回りしてフィガロの部屋に来ている。(バジリオが「ちょっと前に出たから」という言葉の真偽は慎重に判断しなければならないが、バジリオが伯爵がここに隠れていることを知らないという解釈を取る場合、部屋から直接この部屋に来たのではないという設定とも合致する。)
●(フィガロに逢い引きの約束をとりつけるために来たことがばれると困るから、スザンナへの気持ちを知られては困るから、)フィガロの部屋にフィガロがいないことを確認してから部屋に入り、スザンナに声をかける。
●第6場
ケルビーノ、スザンナ、伯爵<レチタティーヴォ>
部屋に来る伯爵に気づいたケルビーノとスザンナが困り果てたあげく、ケルビーノ
をテーブルの下に隠す。
伯爵は扉をあけながら、中にフィガロがいないか様子をうかがう。
引き取って下さいと言うスザンナに対し伯爵は「ちょっとの間だ
から」とスザンナにまとわりつく。
伯爵とスザンナがいちゃつくのを見てケルビーノは「女性の口説き方」を学ぼうとまねしてみる。
●第7場
バジリオ、スザンナ、伯爵、(フィガロ)<レチタティーヴォ>
バジリオがフィガロを伴って部屋にやってくる。
慌てた伯爵はテーブルの下に隠れる
バジリオはスザンナと二人きりで話がしたいから、フィガロに伯爵夫人の部屋へと案内、ひとり留まる
スザンナが歌を書いた手紙を持っているのをみつけ、「この歌だけど?誰に当てて?スザンナ君宛?それとも伯爵夫人あて?」と迫り、自分で歌おうとするが、ケルビーノが現れ、正しい調性で歌う。それをスザンナがとめる。
(本当は伯爵夫人役を得意とする腰越満美さんに、“Bravo! che bella voce! (上手だわ!なんと素敵な声!) …ああ、違う!今日はスザンナ役だった!” と言って貰おうとも思ったが、それはやりすぎだと思い、止めた。)
バジリオが「ケルビーノは好色だから教育した方がいい。伯爵は野獣だ」と二人を
蔑み、「恋人を選ぶなら、寛大で、慎重で、思慮深い男にすべきだ」と迫る。
それを聞いた伯爵が姿を現す。
●Nr.7・“Cosa sento! Tosto andate”
伯爵「何と言った!すぐに出て行け!」
バジリオ「とんでもないときにやって来てしまった!」
スザンナ「何てこと!破滅だわ」
・・・
田尾下はオペラの演出にあたり、原作にたちかえり、調べられること、わかることは、できる限りリサーチすると語るが、それを示すように稽古冒頭に原作を検証するところから始まった稽古。このほか、「音のリズムにあわせて動く」ことにはこだわりが強く、それが印象的に残った箇所を紹介する。
稽古時間はおよそ4時間半。10月2日(火)に行われる《映像発表&ディスカッション》に向けての収録の最終的な演奏収録時間は9分40秒。指揮者なしでの稽古で、それぞれの演出家によって演奏時間が変わるのかどうかも注目点となった。
稽古と収録に続き、歌手全員と田尾下が稽古について思い思いに語った。
10月2日には本クリエーションのまとめとして、公開稽古初回の演出を担当した岩田達宗(演出家)、各回に伯爵役で出演した黒田博をゲストに迎え、3人のクリエーションを今一度映像で振り返り、演出意図やオペラ演出が果たす役割をディスカッションしながら考えた。
■動画【公開稽古】田尾下哲演出《フィガロの結婚》「Nr.7・“Cosa sento! Tosto andate”」
『オペラ演出論/3人の演出家によるクリエーション《田尾下哲 篇》』
2018年8月30日(木)15:00〜21:00 G-ROKSスタジオ(下高井戸)STUDIO1
ナビゲーター:田尾下 哲(演出家)
ゲスト出演者:腰越満美(歌手/スザンナ役)
黒田博(歌手/伯爵役)
大槻孝志(歌手/バジリオ役)
青木エマ(歌手/ケルビーノ役)
ピアノ演奏:矢崎貴子
【OPERA ART ACADEMIA 2018】
オペラ演出論/トークセッション
3人の演出家によるクリエーション《映像発表&ディスカッション》
10月2日(火)19:00〜21:00
桜美林大学 四谷キャンパス(千駄ヶ谷)1階ホール
ゲスト:岩田 達宗(演出家)、黒田 博(声楽家)
ナビゲーター:田尾下 哲(演出家/TTTC主宰/桜美林大学芸術文化学群 准教授)
問:田尾下哲シアターカンパニー03-6419-7302(ノート株式会社内)
info@tttc.jp
03-6419-7302(ノート株式会社内)
●田尾下哲シアターカンパニー
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