【読者プレゼント】若林かをりフルートリサイタル〜邦人作品を聽く〜

 2015年から現代の無伴奏フルート作品を集めたリサイタル・シリーズ「フルーティッシモ!」に取り組み、フルートソロの可能性を追求してきたフルーティスト、若林かをり。全5回シリーズでおこなわれたソロ・リサイタルでは、武満徹、湯浅譲二、細川俊夫、サルバトーレ・シャリーノ、カイヤ・サーリアホといった現代を代表する作曲家たちの作品に焦点をあてた。
 2017年の最後の2回は全演目をシャリーノの作品で占めるという意欲的なプログラムで注目を集めた。その成果から、ついさきごろトッパンホールで行われた〈ポリーニ・プロジェクトI〉にも参加、シャリーノの室内楽作品を披露したばかりだ。
 
 若林は京都生まれ。東京芸術大学卒業後、ストラスブール音楽院でフルートをマリオ・カーロリに師事した。ルガーノ音楽院の修士課程では「日本の間(ま)がヨーロッパの現代音楽にもたらした影響」を論文にまとめた。

 全5回の「フルーティッシモ!」シリーズを終え、次なる企画にむけすこし充電する予定だと語っていた若林が、「フルーティッシモ! vol.5」の成果に対する昨年度の文化庁芸術祭賞新人賞受賞を受けて挑むのが、林光、細川俊夫、望月京、武満徹、一柳慧、藤倉大らの作品を紹介する「フルートリサイタル〜邦人作品を聽く〜」全2公演。日本人作曲家によるフルート作品の軌跡を一望する野心的な企画だ。
 
 WEBぶらあぼでは、若林氏のご厚意で、各公演限定2組4名、計8名様を招待する。

若林かをり
(C) Naoya Yamaguchi

■公演に寄せて:若林かをり
「日本の作曲家と関係の強い東京コンサーツさんでの企画ということで、邦人作品に特化したプログラムに挑戦させていただくことになりました。
 武満徹さんが『書の筆勢にも似た、音の質感によるダイナミズムの変化を得るために、声を積極的に、フルートの演奏とともに用いようと思った』という、いまや現代フルート奏者になくてはならないレパートリーとなった〈Voice〉細川俊夫さんが、自身の「うた」の始原を追求したという作品である〈リート〉『冷たく透き通った景色のなかで、ゆっくりと、しかし鋭く浮遊している清冽な空気のようなイメージがあった』という藤倉大さんの〈Gracier〉など、ピッコロからバスフルートまでを駆使して、フルートの可能性を追求した作品を取り上げます。日本人作曲家による、魅力的なフルートの音の世界を感じていただけたら嬉しいです。

 また、この企画は、2019年2月1日にすみだトリフォニーホールで開催予定の「フルーティッシモ!plus」(バッハ、ノーノ、ライヒ、シャリーノなど、邦人以外の作品でのプログラム)に対する一端を担う位置付けの企画でもあります。

 第1日目は、若林千春のピアノとともにフルートとピアノのための作品を。そして、第2日目はフルート独奏のみの演奏会となります。留学中、海外では土日の午前中にコンサートを聴いて、ランチをしたあと遊びに行く、というスタイルをよく目にしました。日本でも、東京だったらこのスタイルは良いんじゃないかな?と思うんです。
 ぜひとも多くの方にご来場いただけますよう、お願いいたします!」

【プレゼント応募先】
Eメールにて、
●公演日の希望(いずれか)と、●住所●氏名●年齢●職業●WEBぶらあぼ、または、ぶらあぼfacebookについての感想をお書きの上、2018年10月26日(金)必着でご応募ください。
当選者の発表はプレゼントの発送をもってかえさせていただきます。

※ご当選者ご本人さまのみ有効、未就学児童のご来場はお断りいたします。
※ご当選された場合、ご来場の際には必ず当選通知書をお持ちください。お忘れの場合はご入場いただけなくなります。

『若林かをりフルートリサイタル〜邦人作品を聽く〜ご招待』プレゼント係
e-mail:present_bravo@mde.co.jp


【information】
平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加公演
若林かをりフルートリサイタル〜邦人作品を聽く〜

会場:トーキョーコンサーツ・ラボ

◎フルートとピアノのための作品
2018.11/3(土・祝)11:00

プログラム
林 光(1931-2012):二月の風・ソナチネ(2011)
細川俊夫(1955-):リート(2007)
若林千春(1961-):TEN-SEN-MEN Ⅰ(2004)
杉山洋一(1969-):カワムラ ナベブタムシ(2008-09)
望月 京(1969-):Intermezzi Ⅰ(1998)
徳永 崇(1973-):AMA Ic-2 (2007)

◎フルート独奏の〈こえ〉を巡って
2018.11/4(日)11:00

プログラム
武満 徹(1930-96):Voice(1967)
一柳 慧(1933-):忘れえぬ記憶の中に(2000)
細川俊夫(1955-):息の歌(1997)
若林千春(1961-):光跡 Ⅰ(2014)
藤倉 大(1977-):Gracier(2010)
浅井暁子(1977-):朽ちた緒の先で(2018)[アルトフルート独奏版 委嘱初演]
白井智子(1993-):Kachi ka-Chi(2017)

料金
一般: 2,000円 (当日2,500円)
学生: 1,000円
二日連続券: 3,000円

チケット予約・お問い合わせ
■電話03-3200-9755
(東京コンサーツ/平日10時〜18時)

■インターネット
ラボ公式サイト(専用申し込みフォーム)
http://tocon-lab.com/
または
メール
lab.ticket@tokyo-concerts.co.jp
※メール本文に「公演名/氏名/電話番号/券種/枚数」をご記載下さい。

こちらはチケットのご予約用メールアドレスです。

助成:沖縄県立芸術大学芸術振興財団

【Profile】
東京藝術大学音楽学部卒業。ムラマツフルートレッスンセンターで講師を務めた後渡仏。ストラスブール音楽院、ルガーノ音楽院を修了。修了論文のテーマは『日本文化・・・時間と空間の総括概念である“間”が、ヨーロッパの現代音楽にもたらした影響について』。(財)ロームミュージックファンデーション奨学生、(財)平和堂財団海外留学助成受給者。現代音楽演奏コンクール“競楽Ⅹ” 第二位。平成18年度平和堂財団芸術奨励賞受賞。平成27年度滋賀県文化奨励賞受賞。NHK-FM「名曲リサイタル」に出演する他、国内外の音楽祭やコンサートで演奏活動を展開。平成29年度文化庁新進芸術家海外研修員としてフランスでの芸術祭に参加・公演を行う。無伴奏リサイタル「フルーティッシモ!」の成果により第72回文化庁芸術祭賞新人賞受賞。活動の様子は、ビルボード・ジャパンサイトをはじめ、日経新聞電子版「ビジュアル音楽堂」、クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」、アルソ出版「THE FLUTE」などで取り上げられている。和歌山大学教育学部非常勤講師を経て、2018年4月より沖縄県立芸術大学助教。

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日本人作曲家によりフルート作品の軌跡を一望する野心的な企画(文:江藤光紀)

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【関連公演】
■若林かをりフルーティッシモ!plus
2019年2月1日(金)19:00
すみだトリフォニーホール小ホール
https://www.triphony.com/concert/detail/2018-04-002539.html

■若林かをり公式サイト
http://basarachaosmos.wixsite.com/kaoriwakabayashi