トップ・プレイヤーたちによる世界屈指のセミナー音楽祭
「アフィニス夏の音楽祭」はプロの演奏家を対象として、互いに協力しながら音楽を創り上げてゆく“切磋琢磨”のプロセスへ重点を置くという、“セミナー音楽祭”。1989年に長野県飯田市でスタートし、21年目からは、いずれもプロ楽団が拠点を置く山形市と広島市で隔年開催。29回目の今年、広島での開催は最後となる。
今年も音楽監督を務める、京都市立芸大教授で都響ソロ・コンサートマスターの四方恭子に加えて、ゲヴァントハウス管コンサートマスターのヘンリック・ホッホシルトやバイエルン国立管ソロ・チェリストのイヴ・サヴァリら海外のトッププレイヤーが指導陣に。国内の楽団から選抜された、48人の精鋭が参加する。
8月19日から、一般公開もされるセミナー(リハーサル)がスタート(一部非公開)。その成果は、3夜にわたる室内楽演奏会(8/22〜8/24)で披露される。さらに、秋山和慶の指揮により、広響と受講した奏者で組織された「アフィニス祝祭管弦楽団」が合同で、ブラームスの交響曲第2番ほかを披露(8/27)。期間中には、「音楽交流プログラム」と題した、一般に開かれたミニ・コンサートなど、関連行事も随時開催される。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2017年8月号より)
2017.8/19(土)〜 8/27(日) JMSアステールプラザ 他
問:アフィニス文化財団 事務局03-5797-7135
http://www.affinis.or.jp/summer_j/