オープニングは今年も東響と音楽監督ジョナサン・ノットで!昨年に引き続きチャイコフスキーの交響曲から、第2番&第6番「悲愴」を取り上げる。日本のオーケストラにとっては第4番〜第6番はあまりにもおなじみの超人気作だが、意外にもノット自身はほとんど演奏機会がなかったとのこと。名指揮者が満を持して臨んだ昨年のチャイコフスキー第3番&第4番は、イメージを一新するような響きで再構築され、大いに話題になった。さらに、ノットと東響の「悲愴」はコロナ禍期間中に予定されていたが、入国制限で実現できなかった作品で、今回に懸ける意気込みたるや。第2番の真価と、清新な「悲愴」体験への期待が膨らむ。
【Information】
東京交響楽団 オープニングコンサート
昨年の衝撃を再び!ノット×チャイコフスキーII
2024.7/27(土)15:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:ジョナサン・ノット(東京交響楽団 音楽監督)
プログラム
チャイコフスキー:交響曲第2番 ハ短調 op.17『ウクライナ(小ロシア)』[1872年初稿版]
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 op. 74『悲愴』
●ホール座席券
S席 | A席 | B席 | |
一般 | 6,000円 | 5,000円 | 4,000円 |
友の会 | 5,400円 | 4,500円 | 3,600円 |
U25(小学生以上25歳以下):各席半額
※U25割引はミューザ川崎シンフォニーホールおよびチケットぴあで購入できます。
※未就学のお子さまはご入場いただけません。
*詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=3843
特集:フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2024
今年で20回目の開催となる日本最大級のオーケストラの祭典「フェスタサマーミューザ KAWASAKI」。ホスト・オーケストラの東京交響楽団をはじめとする首都圏の9団体に、初登場の佐渡裕&兵庫芸術文化センター管弦楽団、9年ぶりの吹奏楽企画となる「浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル ワールドドリーム・ウインドオーケストラ」を加えた全11団体が日替わりで登場。「夏音(サマーミューザ)!ブラボー20周年」を合言葉に熱き競演を繰り広げる。その他、小曽根真が次世代のミュージシャンたちと一夜限りのセッションを披露する「サマーナイト・ジャズ」、ライプツィヒ聖トーマス教会のオルガニスト、ヨハネス・ラングによる「真夏のバッハ」、ホールアドバイザー小川典子のライフワーク「イッツ・ア・ピアノワールド」と恒例企画も充実の内容。アニバーサリーにふさわしい珠玉の19公演。ぜひ会場で聴き比べたい。