第456回 日経ミューズサロン ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)と仲間たち

オーボエ四重奏の極意に触れる一夜

ハンスイェルク・シェレンベルガー ©Gerhard Winkler
ハンスイェルク・シェレンベルガー ©Gerhard Winkler

ベルリン・フィル首席として名を馳せ、現在も“世界最高のオーボイスト”として君臨する一方、近年は指揮者としても、卓越した手腕を発揮しているハンスイェルク・シェレンベルガー。選りすぐりの名手を結集して、日経ミューズサロンのステージでオーボエ四重奏の極意を披露する。共演には、ニューヨークを拠点に国際的に活躍するヴァイオリニスト松山冴花、フィラデルフィア管で活躍した名ヴィオリストのクリスティアン・オイラー。そして、1991年に難関ジュネーヴ国際コンクールを制し、ミュンヘン音大教授を務めるチェリストのウェン=シン・ヤンという豪華な顔ぶれだ。
ステージでは、まず、この編成のために書かれた作品の中でも、“王道の名曲”ともいうべきモーツァルトのオーボエ四重奏曲を披露。そして、若書きながら、名品として知られるブリテンの「幻想曲」を。さらに、本来は弦楽四重奏のためのハイドン「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」を、オーボエ四重奏版による一味違った響きで聴かせる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ 2016年12月号から)

2017.1/20(金)18:30 日経ホール
問:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
http://www.nikkei-hall.com/