寺田悦子 & 渡邉規久雄 ニューイヤー・ピアノ・デュオ 〜愛のワルツ〜

気持ちが華やぎ、元気になれるコンサートを目指して

©Akira Muto

©Akira Muto

 共に日本を代表する名ピアニストとして活躍する一方、“楽壇きってのおしどり夫婦”としても知られる寺田悦子と渡邉規久雄。「聴くと、幸せな気分になれる」と評判のデュオでの活動も30年以上に。そんな2人が「愛のワルツ」と題し、連弾と2台ピアノを弾き分けるニューイヤー・コンサートを開く。
 「毎回、プログラミングには頭を悩ませています。年始に相応しく、穏やかで平和な曲、明るく元気になれる曲をと、考えました。今回は、新年のご挨拶を兼ねた軽いトークを織り交ぜながら、気持ちが華やぎ、元気になれる音楽会にしたい」と話す。
 前半は、19世紀後半の作品をまとめて。「ウィーンのニューイヤーを意識して…」のJ.シュトラウスⅡの喜歌劇《こうもり》序曲で幕開け。そして、「作曲家が本来持っていたポジティブな性格を反映する、人生の希望が感じられるワルツで、いつか弾きたいと温めていた」と評するブラームスのワルツ集「愛の歌」、「のどかな自然との語らいや素朴な踊りが心和ませてくれる」というグリーグ「ペール・ギュント」第1組曲から3つの旋律を弾く。
 後半は、2台ピアノによる近代20世紀の響き。まずは、「透明な美しさを持った3拍子で、優雅な輝きを感じる逸品」というハープと弦楽四重奏のためのラヴェル「序奏とアレグロ」を作曲者自身による編曲で。そして、「音楽の対話と共鳴、そして時に挑戦…2台ピアノの醍醐味が満載の立体的な響きを堪能していただければ」というラフマニノフの「組曲第2番」で締め括る。
文:笹田和人
(ぶらあぼ 2017年1月号から)

2017.1/18(水)18:45 名古屋/ザ・コンサートホール
問:クラシック名古屋052-678-5310
http://clanago.com/
2017.1/19(木)19:00 紀尾井ホール
問:ジャパン・アーツぴあ03-5774-3040
http://www.japanarts.co.jp/