キーワードは“声・言葉”

変わったタイトルだ。口から出るものと言えば、声・言葉、呼気、そしてゲロである。カンパニー名「GERO」はここから来ている。芸術とは内部に抱えているものを掴んで引っ張り出すこと、すなわちゲロである、という伊藤のこだわりだ。
そして作品のテーマとなるのは「声・言葉」だという。身体と「声・言葉」との関わりをカンパニー全体のテーマとしつつ、ダンスがさらに多くの人に浸透するように活動をしていくのだそうだ。
10年間冷めていた伊藤の魂を、ふたたび創作に向かわせたものとは何なのか。新しいメンバー達と何をしでかすか、注目して待ちたい。
文:乗越たかお
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年1月号から)
2016.1/15(金)〜1/17(日)
KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
問:GERO 080-9145-4021
http://www.gero.kim