
新潟市出身。桐朋学園女子高等学校(男女共学)を卒業後、ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。これまでに鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。2002年全日本ビバホール・チェロコンクール史上最年少で第1位。2005年出光音楽賞、2008年齋藤秀雄メモリアル基金賞、2010年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、2012年ホテルオークラ音楽賞など多数受賞。2009年には、全ドイツ学生音楽コンクール室内楽部門で第1位を受賞。
豊かな音楽性やイマジネー ションが卓抜したテクニックで表現され、「力強く、豊かで、円熟した音色、そして高い集中力と、何よりも情熱的で生き生きとした演奏」(ハレール・タグブロット)など、各誌で絶賛されている。
13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲共演を皮切りにソリストとしてデビュー。近年では、ドイツでWürth PhilharmonikerとS.スヴィリドフのチェロ協奏曲 『つばき』の新作委嘱・世界初演と東京交響楽団(齋藤友香理指揮)との日本初演、日本フィルハーモニー交響楽団(山田和樹指揮)とは、M.ルグランのチェロ協奏曲の日本初演を果たした。2021年2月、NHK交響楽団(尾高忠明指揮)とショスタコーヴィチのチェロ協奏曲、2022年1月には、東京都交響楽団(尾高忠明指揮)とエルガーのチェロ協奏曲を協演。2023年には野平一郎指揮「三善晃:チェロ協奏曲第2番『谺つり星』」に取り組むなど、目覚ましい躍進を続けている。
録音では、2024年11月発売の新譜「R.シュトラウス&ラフマニノフ(ピアノ:沼沢淑音)」ほか、2016年「J.S.バッハ:ガンバ・ソナタ集(ピアノ:藤井一興)」、2020年12月「シューマン&メンデルスゾーン(ピアノ:加藤洋之)」をリリースし、レコード芸術誌で特選盤に選ばれた。
現在最も幅広い演奏活動を展開するチェリストの一人である。
コンサート情報
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