7月某日、都内でチェリストの横坂源さんをインタビューしました。2019年以来5年ぶり、貴重な取材のチャンスが巡ってきました!
お話の中心は、11月30日に紀尾井ホールで行われるリサイタルについて。13歳でソリストデビューして、 2010年のミュンヘン国際音楽コンクールで第2位に。その後もオーケストラ公演のソリストや室内楽奏者としても引く手あまたの横坂さんですが、紀尾井ホールでのリサイタルは初めてだそうです。
所属事務所のウェブサイトに、公演に向けてのメッセージが掲載されていますが、取材での言葉選びもまさにその文章のように詩的な響きがあり、お話自体がまるで音楽を聞いているかのようでした。
インタビューは、9月18日発行のぶらあぼに掲載予定です。お楽しみに!
ちなみに横坂さんのメッセージはこちら↓↓↓
MESSAGE
深遠な響きを持つ紀尾井ホール。そこは芸術家の足跡が数多く残る聖地のような場で、私も若い頃から育てて頂き、感謝の念に堪えません。
そしてピアニストの沼沢さんは、桐朋学園時代にかけがえのない時間を共に過ごした大切な友人です。
互いにロシア、ドイツを新しい地として選び、その後日本で再会した折、最初にリハーサルをした作品が、ラフマニノフのチェロ・ソナタでした。沼沢さんの音楽は内的で美しく、一緒に演奏していると私自身、自然体でいられるような気がします。
「音楽」の背後にはいつも終わりの無い宇宙が広がり、自然の持つ美しさ、残酷さが表裏一体となったようなある種の恐怖すら覚えます。だからこそ、そんな世界へ飛び込み、何かを見出だそうとした作曲家たちの強い思念に興味は尽きず、深い魅力を感じずにはいられません。
会場で皆様と、こうした音楽を分かち合えることを楽しみにしております。
横坂源
【Information】
横坂 源 チェロ・リサイタル
2024.11/30(土)14:00 紀尾井ホール
出演
横坂 源(チェロ)
沼沢 淑音(ピアノ)
曲目
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 op.6
シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 op.19
問:カジモト・イープラス050-3185-6728
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