Tag Archive for 鈴木学

大野和士(指揮) 東京都交響楽団

2つの“ハ長調”の名作とブルッフの秘曲を披露  初秋の週末の午後、音楽監督の大野和士が登場する東京都交響楽団プロムナードコンサートで、モーツァルト、ブルッフ、R.シュトラウス、独墺の名作曲家たちが並ぶプログラムが披露される。  まず、今年没後100年を迎えたブルッフの珍しい「クラリネットとヴィオラのための二重協奏曲」が…

アラン・ギルバート(指揮) 東京都交響楽団

捻りを効かせたスペイン・プログラムの妙味  今年4月より東京都交響楽団の首席客演指揮者を務めるアラン・ギルバートが、この12月、都響の定期演奏会に帰ってくる。今回組まれたのは、スペインをテーマにしたプログラム。リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」、ビゼーの「カルメン」組曲抜粋、リムスキー=コルサコフのスペ…

アラン・ギルバート(ヴィオラ)

新しい音楽的家族との室内楽がとても楽しみです  2017年まで8シーズンにわたってニューヨーク・フィルの音楽監督を務めた世界的指揮者、アラン・ギルバートは、18年4月から東京都交響楽団の首席客演指揮者に就任した。同楽団には、7月の就任披露公演に続いて、12月に再び登場。その来日の際、彼はヴィオラを弾いて、都響の首席奏者…

〈歌曲の森〉〜詩と音楽 Gedichte und Musik〜 第21篇・第22篇 ナタリー・シュトゥッツマン シューベルトを歌う

新たな試みでシューベルトの心象風景を描く  『歌曲(リート)の森』のシリーズは、トッパンホールの自主企画公演の柱のひとつ。文字どおり、ドイツリートに光を当てた貴重な好企画で、2008年のスタート以来、クリストフ・プレガルディエンやイアン・ボストリッジ、マーク・パドモアら、豪華な顔ぶれが次々と登場して、ドイツリートの奥深…

音楽堂 ヴィルトゥオーゾ・シリーズ 19 ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)

室内楽伴奏で味わうシューベルトの歌曲  世界的なコントラルトとして名高いだけでなく、近年は指揮での活躍も目覚ましいナタリー・シュトゥッツマンだが、5月に神奈川県立音楽堂が企画するヴィルトゥオーゾ・シリーズでは、その歌声で再登場する。  2014年の同シリーズ第12回ではフランス歌曲のエスプリを味わわせてくれたが、今回は…

下野竜也(指揮) 東京都交響楽団

20世紀の傑作2曲と「チャイ5」を併せた好選曲  10月の都響定期Cシリーズでは、下野竜也がチャイコフスキーの交響曲第5番を軸にしたプログラムを披露する。仕事ざかりに差し掛かった下野が都響をリードし、この超有名曲をどう料理するか見ものだが、抜群の選曲力を生かしたプログラミングにも注目だ。  はじめにペンデレツキ「ポーラ…

紀尾井シンフォニエッタ東京メンバーによるアンサンブル 小菅 優(ピアノ)とともに贈る楽しい室内楽

オーケストラの名曲を小編成で愉しむ  ソリストや室内楽奏者として、あるいは主要オーケストラの首席奏者として、第一線で活躍中の名手たちが集結し、1995年に東京・紀尾井ホールのレジデント・オーケストラとして組織された「紀尾井シンフォニエッタ東京」。そのメンバーによる、全3回にわたるアンサンブル・シリーズがスタートする。第…

鈴木 学(ヴィオラ)

ヴィオラは“気持ちの声”が音になってくれます  東京都交響楽団のソロ首席ヴィオラ奏者を務め、わが国を代表するヴィオリストとして活躍を続ける鈴木学。美しい音色と端整な演奏姿で聴衆の信頼も厚い鈴木が、5月・6月に行われる「ヴィオラスペース」に登場し、マスタークラスの講師と、協奏曲のソロなどを務める。  「ヴィオラスペース」…

アナと室内楽の名手たち 〜チュマチェンコ女史とともに

世代を超えての“奏でる”喜び  アナ・チュマチェンコと言えば、ソロや室内楽で秀演を重ねて来た名ヴァイオリニストであり、今や楽壇の未来を担う第一線の奏者たちを次々に世に送り出して来た名教師でもある。その芸術に魅了され、その温かな人柄を慕う室内楽の名手たちが、開館20周年を迎えた紀尾井ホールに集結。彼女を囲んで、親密で上質…

小泉和裕(指揮) 東京都交響楽団

ベテランが目指す新しいブルックナー像  都響の9月定期Aシリーズは派手さは無いものの、滋味深いコンサートとなっている。まず指揮の小泉和裕。国際的スター指揮者の登場が当たり前になった東京の音楽界だが、それも長く地道な積み上げの上に成り立っていることを忘れてはならない。1970年代から都響に客演し各職を歴任した小泉は、オー…