Tag Archive for 津田裕也

ラトヴィア放送合唱団

合唱大国発、最高峰のアンサンブルに心酔  ヨーロッパにはレベルの高いプロの合唱団が多数存在しているが、歌劇場所属の合唱団と並んでトップレベルの団体が多いのがラジオ局所属の放送合唱団である。なかでもこのラトヴィア放送合唱団は、合唱の伝統が息づく同国を代表する団体で、世界最高峰との呼び声が高い。  2年前の初来日では、どん…

東京オペラシティ B→C195 大野若菜(ヴィオラ)

ヴィオラ界のホープが楽器のオリジナリティを追求  ベルリン在住のヴィオラ奏者、大野若菜が東京オペラシティのリサイタルシリーズ『B→C』に登場する。1993年生まれの大野は、多くのヴィオラ奏者がそうであるようにまずヴァイオリンを始め、高校に入学する前にヴィオラに転向した。東京芸術大学附属高校の3年生であった2011年に、…

ローム ミュージック フェスティバル 2017

世界を舞台に活躍する名手たちによる豪華な共演  公益財団法人ローム ミュージック ファンデーションの支援で世界に羽ばたいていった音楽家たちが集結する「ローム ミュージック フェスティバル」が、今年もロームシアター京都で開催される。短期間ながら聴き逃せない豪華公演ばかりで、以下駆け足でご紹介していきたい。  初日(7/1…

ハンディを乗り越えたドイツのホルン奏者が初来日

 “両腕のないホルン奏者”としてヨーロッパで大きな話題を巻き起こしているフェリックス・クリーザーが初来日し、6月13日に都内で報道関係者やホルン関係者を対象とした「トークライブ&セッション」(主催:日本ホルン協会)を行った。  1991年ドイツのゲッティンゲン生まれ。生まれつき両腕がなかったが、わずか4歳の時に自らの意…

トッパンホール アンサンブル VOL.10

天才たちの名品を鮮やかに対比  トッパンホール アンサンブルは、トッパンホールが主体となってプログラムを組み立て、それに合わせてメンバーを選び、演奏会を開催する企画である。その第10回目は、管楽器の名手たちと、ウィーンの音楽に精通するヴァイオリニストの久保田巧、気鋭のチェリスト上野通明、そして仙台国際音楽コンクールの優…

仙台クラシックフェスティバル2016 せんくら

今年は注目の若手アーティストが多数出演!  昨年10周年を迎え、今年、次の10年に向けた新たな一歩を踏み出す、仙台クラシックフェスティバル(せんくら)。「新しいせんくら」として、多くの初登場アーティストやフレッシュな若手を迎えるほか、「せんくら」のみで実現する豪華共演など、注目公演が目白押しだ。  まずは初登場アーティ…

安田謙一郎(チェロ)

名匠がたどり着いた深い響きの宇宙  国際的なトップ・プレイヤーとして疾走し続け、70歳を越えて、いっそう精力的に活動へ取り組むチェロの安田謙一郎が、自身の師でもあるガスパール・カサドらの作品を紡いだ新アルバム『コダーイ&カサド:無伴奏チェロ作品集』(マイスター・ミュージック)を発表する。また、「東京・春・音楽祭」では、…

堀米ゆず子(ヴァイオリン) J.S.バッハ/ブラームス プロジェクト at Hakuju Vol.5

“2B”の内奥に踏み込む一夜  作品へ真摯に対峙し、鮮烈な音楽を紡ぎ続けるヴァイオリンの名手、堀米ゆず子。彼女が「背骨のよう」と表現するバッハ、「心のひだ」と言うブラームスは「感情表現の基本であり、過去30年の演奏生活において、自分の音楽作りの核となっている」という。堀米がアーティストとしての原点に立ち返り、この2人の…