Tag Archive for 江口玲

〈サントリーホール CMG オンライン〉の観どころ&聴きどころ 〜ライブ配信で楽しむ室内楽の祭典

 「チェンバーミュージック・ガーデン」(CMG)は、サントリーホールが主催する、ブルーローズを舞台に繰り広げられる室内楽の祭典。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、通常の公演が中止となってしまったが、それに代わり、〈CMGオンライン〉として6月13日から21日にかけて、無観客のブルーローズでの7公演をオンライ…

渡辺玲子 プロデュース レクチャーコンサート vol.5

異国のサウンドに惹かれたパリの作曲家たち  楽譜には、作曲家が意図した隠されたメッセージがきっとある。それを知れば、きっと音楽の聴き方が変わる。国際的に活躍する名ヴァイオリニスト、渡辺玲子の案内で、名曲の秘密を易しく紐解くレクチャーコンサート。第5弾は、20世紀前半のフランスにおける2つの流行、「ジャズ」と「スペイン風…

【CD】ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集(全曲)/中村太地&江口玲

 俊英ヴァイオリニストがデビューアルバムに「ブラームスのソナタ全曲」を選ぶ。賭けではなく必然として、この高峰に挑んだのが中村太地である。ウィーンで本場の語法を学んだ彼は、ブラームス国際コンクールで優勝した後にも、その勢いに任せず、他の流派の巨匠にも師事するなど、着実に表現の幅を広げてきた。機が熟しての録音は、芯のある美…

中村太地(ヴァイオリン)

ウィーン在住の若きヴァイオリニストがブラームスでデビュー! 「ブラームスは大好きな作曲家の一人です。このCDを聴いてくださった方が、何かのストーリーや美しい風景を思い浮かべて下されば嬉しいです。僕はソナタ『雨の歌』を弾く時、ペルチャッハの陽の光や木々の緑、湖などの景色を思い浮かべます」  2017年秋、オーストリアの南…

第34回 ワンダフル one アワー スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン) & 江口 玲(ピアノ) デュオ・リサイタル

近代フランス音楽のエッセンスを愉しむ贅沢なひととき  休憩なしの1時間、一流アーティストの快演がリーズナブルな料金で楽しめる、Hakuju Hallの人気シリーズ「ワンダフル one アワー」。ブルガリア出身の名ヴァイオリニスト、スヴェトリン・ルセフが、盟友のピアニスト、江口玲と共にシリーズ第34弾に登場し、選りすぐり…

東京文化会館 Music Program TOKYO プラチナ・シリーズ 第1回 マリオ・ブルネロ(チェロ)

傑作ソナタとラテン系の名作で聴衆を唸らせる  その華麗な経歴を改めて説明せずとも、「世界トップクラスのチェリストのひとり」というだけで紹介が済んでしまうようなチェロの名匠、マリオ・ブルネロ。彼自身は巨匠然として安住することなく、ソロ、室内楽、弾き振りから、他の芸術ジャンルとのコラボレーションまで、旺盛な好奇心としなやか…

八王子音楽祭 2018

ホールから街角のカフェまで、八王子が音楽に染まる2週間  ユニークな文化活動を展開している八王子で行われる一大イベント「八王子音楽祭」。2008年に開始され、14年の第6回からは規模を拡大して毎年の開催となり、国内トップアーティストが登場を重ねる音楽祭として定着し、今年は第10回という節目を迎える。充実のラインナップの…

巨匠が愛したピアノたち 江口 玲&阪田知樹デュオ

名器と名手が生み出すピアノ音楽の究極の美  時代物の優れたピアノによるコンサートは、昨今では珍しいものではなくなりつつあるが、コンディション抜群の2台が揃い、名手によるデュオで奏される機会ともなればやはり格別だ。紀尾井ホールに2台のニューヨーク・スタインウェイが並ぶ。1台は1887年製の「ローズウッド」。19世紀のピア…

辻 彩奈(ヴァイオリン)

本格派の駿才、注目の東京初リサイタル  2016年モントリオール国際音楽コンクールで優勝した新星ヴァイオリニスト・辻彩奈が、3月に東京での初リサイタルを行う。1997年岐阜県大垣市生まれの彼女は、原田幸一郎らに学び、現在東京音楽大学(1年)在学中。2013年日本音楽コンクールで第2位受賞後、14年インディアナポリス最年…

CDデビュー10周年リサイタル 松田理奈 ヴァイオリンの偉人たちに寄せて

10周年の記念に贈る、偉人たちの宝石箱  愛すべきヴァイオリンの小品たちを、技術の確かな若い奏者による本格的なコンサートで、まとめて聴く機会は意外に多くない。松田理奈のCDデビュー10周年リサイタルは、その稀少な公演だ。彼女は、2004年日本音楽コンクールで第1位を受賞し、ドイツのニュルンベルク音楽大学と同大学院を首席…