Tag Archive for 東京春祭

東京・春・音楽祭2019 La Femme C’est Moi〜クールマン、愛を歌う

カラフルで愉悦に満ちたショーさながらのステージ  2015年、17年に東京・春・音楽祭の歌曲シリーズに登場し大人気だったメゾソプラノ、エリーザベト・クールマン。14年からの《指環》、とりわけ15年の《ワルキューレ》フリッカでオペラ歌手としての実力を示したクールマンは、2回の歌曲の演奏会でも、その練られたプログラムで聴き…

東京・春・音楽祭 2019 の聴きどころ

《リゴレット》や《オランダ人》など、15周年にふさわしい充実のラインナップ  すっかり春の上野の風物詩となった「東京・春・音楽祭」。2019年は節目の第15回を迎え、いっそう充実したプログラムが組まれた。  聴きどころはたくさんあるが、まず筆頭に挙げたいのはリッカルド・ムーティの登場だ。今回、「イタリア・オペラ・アカデ…

『Radio ぶらあぼ』がOTTAVAでスタート!2/20(火)18:30〜

 クラシック音楽情報誌『ぶらあぼ』と、インターネット・ラジオ・ステーション「OTTAVA」、そしてWEBぶらあぼがコラボ。雑誌、WEB、ラジオ、SNSを通じてクラシックエンターテイメントをより楽しく、身近に。コンサートから日頃のBGMまでクラシックライフをサポートします。  サービス第1弾として、OTTAVAで毎日18…

開幕まであと少し! 東京・春・音楽祭—東京のオペラの森2018—

今年で14回目を迎える「東京・春・音楽祭」が、春の訪れとともに上野エリアで開催される。今回もバラエティに富んだ公演がたくさんあり、目移りばかりしてしまうかもしれない。この特集では、決して聴き逃すことができない注目公演ばかりをナビゲート。ぜひ音楽祭を愉しむガイドとしてご活用ください。 没後150年を迎えるロッシーニに光を…

エリーザベト・レオンスカヤ(ピアノ)

エネルギーは私にあるのではなく、作品にあるのです  ジョージア(グルジア)出身の名ピアニスト、エリーザベト・レオンスカヤが東京・春・音楽祭に初登場し、シューベルトの最後の3つのピアノ・ソナタを披露したのは2015年のこと。実に32年ぶりとなる日本でのリサイタルだった。そこで聴かせた円熟の演奏は大きな反響を呼んだが、この…

東京・春・音楽祭―東京のオペラの森2017― 東京春祭ディスカヴァリー・シリーズ vol.4 忘れられた音楽――禁じられた作曲家たち 〜《Cultural Exodus》証言としての音楽

よみがえる亡命作曲家たちの名曲  野蛮さは文化においてもしばしば横行する。特に20世紀には出自、信条、政治動向などによって人生の方向を変えざるを得なくなった才能は少なくない。ウィーン国立音楽大学教授のゲロルド・グルーバーはそんな亡命音楽家研究の第一人者だが、グルーバーが同じくこの分野を得意とするフルーティスト、ウルリケ…

東京・春・音楽祭 ―東京のオペラの森2016―

遂に開幕! 今からでも間に合うおすすめ公演!  いよいよ開幕した「東京・春・音楽祭」。今年も上野の東京文化会館や博物館・美術館などを舞台に、数多くの公演が約1ヵ月にわたって開かれる。これからでも間に合う公演のなかから、いくつか聴きどころをご紹介しよう。  まず筆頭に挙げたいのは、今年の音楽祭の掉尾を飾る「合唱の芸術シリ…

アンドレアス・シャーガー(テノール)

ワーグナー作品に潜在する感情の流れに身を任せればよいのです  ワーグナーを歌い始めてわずか数年、たちまちにして世界の一流歌劇場を席巻しつつあるヘルデンテノールの新星アンドレアス・シャーガーが、いよいよ最大のヒーロー、ジークフリート役を日本の聴衆に披露する。まさに彗星のごとく現れたという印象が強いが、ただし、ここに至るま…

東京春祭とベルリン・フィルが、ハイレゾ音源によるライブ・ストリーミング配信

 IIJ、KORG、Saidera Paradiso、ソニーの4社が東京・春・音楽祭とベルリン・フィルの演奏会で、デジタル・オーディオ・フォーマット「Direct Stream Digital(以下DSD)5.6MHz」ハイレゾ音源のライブストリーミング配信の公開実験を行った。  DSD5.6MHzは、アナログの音源を…

街歩き 番外編(1)Bar EST!

 ある熟練の飲み手は父や祖父のように慕い、ある若手の飲食関係者は神のように崇める。そう言えば、先日久しぶりに会った銀座の有名バーテンダーは、「校長先生のような存在」と語っていた。先頃40周年を迎えた湯島の老舗バー「EST!」のオーナー・渡辺昭男さんの満面の笑顔に触れると、それらの人物評がいずれも的を射ていることがよくわ…