Tag Archive for 望月哲也

林 美智子(メゾソプラノ)

モーツァルトのアンサンブルの素晴らしさを伝えたい  これは楽しい! 論より証拠。ご自身の目と耳で確かめてほしい企画だ。  アリアをカットして、重唱だけで構成するという大胆な発想のオペラ上演をプロデュースするのは、日本を代表するメゾソプラノ林美智子。《コジ・ファン・トゥッテ》《フィガロの結婚》に続き、3月、「林美智子の《…

【CD】モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》(全曲)/モーツァルト・シンガーズ・ジャパン

 二期会の精鋭たちとピアノによるモーツァルト・オペラの第2弾。指揮者はおらず、人気歌手の宮本益光が音楽監督を務めている。このスタイルならば、声と歌が通常よりクローズアップされるのは当然のこと。バックがピアノだけなので、レチタティーヴォが歌の部分と一体化し、“歌芝居”がずっと続いていくかのような印象がもたらされる。この点…

TOKYO OTA OPERA PROJECT 2019 はじめのいっぽ♪コンサート〜オペレッタ《こうもり》第2幕から〜

区民参加による3年越しのプロジェクトが始動!  大田区は本年度から3年間の計画で、区民参加を対象としたユニークな音楽プロジェクトを始動。その第1弾はJ.シュトラウスⅡによるオペレッタの最高傑作《こうもり》第2幕の楽曲を中心とした、芝居仕立ての日本語版上演。公募により集まった36名の区民合唱メンバーが、約半年かけて発声や…

2019年11月発売のおすすめチケット情報

■11/9(土)発売 オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World ワーグナー:オペラ《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 2020.6/14(日)14:00、6/17(水)12:00 東京文化会館 イェンス=ダニエル・ヘルツォーク(演出) マティス・ナイトハルト(美術…

【CD】林望&野平一郎:演劇的組歌曲『悲歌集』

 2006年2月に津田ホールにて初演され、「演劇的組歌曲」との副題が添えられた『悲歌集』(林望・原作/作詩、野平一郎・作曲)の初録音。ギターとフルートという切り詰められた伴奏は、抑制された中にも特殊奏法による音色の追求や詩の意味内容を的確にフォローする雄弁さに富み、そしてメゾソプラノとテノールによって展開される「もう失…

浜離宮ランチタイムコンサートvol.189 モーツァルト・シンガーズ・ジャパン

少年モーツァルトの瑞々しいアリアを堪能  189回目を迎える浜離宮朝日ホールの人気企画。10月にはモーツァルトの声楽作品をこよなく愛するオペラ歌手とピアニストによるグループ(2018年1月発足)から精鋭4人が登場。  テーマはモーツァルトが10代で書いた作品。前半は最初期の舞台作品である宗教的ジングシュピール《第一戒律…

【CD】マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」/小泉和裕&九響

 九響創立65周年を記念した定期公演のライヴ録音。2013年から音楽監督を務める小泉のもと、日本を代表する歌手と福岡の合唱団が多数参加して繰り広げた、「千人」の九州初演奏という、モニュメンタルな公演の記録である。だが演奏は祝祭イベントのレベルを超えている。まずは全体の設計が見事。そしてこうした機会特有の熱気や高揚感は十…

望月哲也 シューベルト三大歌曲シリーズ vol.3 「白鳥の歌」

ギター伴奏で深まるシューベルトの詩情  ひと声聴いただけでため息が出る美しい声。現代を代表するリリック・テノール望月哲也がギター伴奏でシューベルトの三大歌曲を歌うシリーズも、「冬の旅」「美しき水車小屋の娘」と続き、いよいよ最終回の「白鳥の歌」だ。ギター伴奏による「白鳥の歌」の全曲演奏はほかに前例がないという。望月ととも…

小泉和裕(指揮) 九州交響楽団

記念イヤーに鳴り渡る史上最大の響き  創立65周年を迎えた九州交響楽団による今年度の定期演奏会のプログラムは、実に意欲的だ。中でも音楽監督の小泉和裕が振る3公演には、すべて“九響初演”作品が含まれている。そして曲の規模と内容から文句なしに中核を成すのが、9月定期のマーラー「千人の交響曲」である。8人の独唱者、二組の混声…

アプリコ・アフタヌーン・サロン2018 Vol.5 春爛漫〜イタリア・オペラの名曲たち

初心者もオペラに開眼する粋な企画  平日の午後、リラックスした気分でクラシックを味わう時間を提案する、大田区民ホールの人気サロンが、何かと慌ただしい新生活のスタートも一段落する4月の中旬に、ピアノ伴奏でイタリア・オペラを気軽に楽しめる公演を企画。しかも、咲き誇る花のように近年活躍めざましいソプラノの小林沙羅と、伸びやか…