大田区が取り組むオペラ制作のプロジェクト「TOKYO OTA OPERA PROJECT」。8月に開催されるガラコンサートに出演する指揮者の柴田真郁さん、そして同プロジェクトのプロデューサーでコレペティトゥールも務める吉田貴至さんにインタビューを行いました。
公募で集まった区民の合唱メンバーが「歌」「演技」「所作」などを学び、プロの音楽家たちと3年計画でオペラを創り上げるという同プロジェクト。昨年は開催予定だったコンサートが残念ながら中止に。かわりにオンライン講座やオペラ歌手たちによる映像作品の配信が行われました。そして2021年8月、ついにガラコンサートの開催が実現。合唱メンバーの練習も再開されました。現在はZoomを使用して原語指導が行われているとのこと。「一人ひとりに時間をかけて、第一線で活躍するプロのレッスンを受けられるのはオンラインならでは」と吉田さん。
国立音楽大学声楽科の先輩後輩だったという間柄のお二人。子どもの頃に蒲田や大森でよく遊んでいた(!)という柴田さんをはじめ、大田区にゆかりのある出演者がいることも判明し、不思議なご縁を感じているそう。インタビューは終始和やかに進み、徹底した感染症対策、オンラインレッスンの工夫、区民参加型コンサートの意義など、熱く語ってくれました。
ガラコンサートでは、オーケストラの演奏と人気オペラ歌手たちとともに、4ヵ月にわたる特訓を受けた合唱メンバーたちが、オペラの名曲を披露します。記事はぶらあぼ8月号(7/18発行)に掲載予定です。どうぞお楽しみに!
【Information】
TOKYO OTA OPERA PROJECT 2021
オペラ・ガラコンサート:Again
珠玉のオペラ合唱と出逢う~
2021.8/29(日)15:00 大田区民ホール・アプリコ
6/16(水)発売
指揮:柴田真郁
管弦楽:東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:TOKYO OTA OPERAコーラス
ソプラノ:澤畑恵美
メゾソプラノ:山下裕賀
カウンターテナー:村松稔之
テノール:望月哲也
バリトン:大沼 徹
構成:髙岸未朝
プロデューサー:吉田貴至
合唱指揮:河原哲也
合唱指導:近藤 圭、村松稔之、吉田貴至
原語指導:近藤 圭(ドイツ語)、大庭パスカル(フランス語)、エルマンノ・アリエンティ(イタリア語)
コレペティトゥール:吉田貴至 、原田園美、山下百恵
ヴェルディ:オペラ《椿姫》より〈乾杯の歌〉
オペラ《ナブッコ》より〈行け我が想いよ、黄金の翼に乗って〉
ビゼー:オペラ《カルメン》より〈ハバネラ〉〈闘牛士の歌〉
レハール:オペレッタ《メリー・ウィドウ》より〈ヴィリアの歌〉
J.シュトラウスⅡ:オペレッタ《こうもり》より〈開幕の合唱〉〈シャンパンの歌〉 他
大田区文化振興協会
https://www.ota-bunka.or.jp
https://www.youtube.com/c/otabunkaart/featured(公式YouTube)