Tag Archive for 懸田貴嗣

朝吹園子(バロック・ヴァイオリン)

知られざる作曲家ヴィヴィアーニの魅力を伝えたい  スイス・バーゼルを拠点に、欧州と日本で活躍するバロック・ヴァイオリン奏者の朝吹園子が、17世紀後半にインスブルック宮廷で活躍したイタリア人作曲家、G.B.ヴィヴィアーニによる「教会と室内のためのカプリッチョ・アルモニコ」全曲(1678)を収録した初アルバムをOMF(オア…

寺神戸 亮(指揮・ヴァイオリン)

ベルカントオペラの源流とも言えるヘンデルの作品に大きな意欲  今年も11月に北とぴあ国際音楽祭が開催される。4週間にわたって様々な公演が予定されているが、フィナーレを飾るのが、寺神戸亮が率いるピリオド楽器のオーケストラ、レ・ボレアード他によるオペラ公演だ。これまでフランスのバロック・オペラやモンテヴェルディ、モーツァル…

バルバラ・ストロッツィ生誕400年記念コンサート&プレ講演会

初期バロックを生きた女性作曲家の情熱が心をゆさぶる  17世紀ヴェネツィアを情熱的に、したたかに生き抜いた女性作曲家、バルバラ・ストロッツィ(1619-77)。今年で生誕400年となるのを記念し、彼女が遺した作品や、生きざまを俯瞰するコンサート&プレ講演会が開かれる。  イタリア在住で音楽学の佐々木なおみが主宰、伊バロ…

吉井瑞穂(オーボエ)

世界的に活躍する名手が古楽奏者との共演で聴かせるバロックの世界 昔からバロックは大好きだったんです  ベルリン・フィルのエキストラ奏者等を経て、現在はマーラー室内管弦楽団の首席の任にあり、これまでに共演した指揮者はアバド、ヴァント、アーノンクール、ラトル。その上、世界の名だたるホールでリサイタルやスター音楽家たちとの共…

【CD】聖アポリナーレ教会のレクツィオ/山内房子

 埋もれたバロック作品を蘇演するなど、独創的な演奏活動を展開する山内房子が21年前、図書館のマイクロフィルムを通じ、偶然に知った作者不詳の聖週間の「レクツィオ」。かつて17世紀末〜18世紀前半頃にローマ・聖アポリナーレ教会で演奏され、今はロンドンに2種の写譜が現存。誰にも演奏されることなく、数百年間、眠り続けてきた。「…

第15回 ヘンデル・フェスティバル・ジャパン オラトリオ「テオドーラ」(演奏会形式)

聴きどころ満載、ヘンデル円熟期の“自信作”  大作曲家ヘンデルの多彩な作品を紹介することを目的に、2003年にスタートした「ヘンデル・フェスティバル・ジャパン(HFJ)」。15回目は、作曲者自身が「ほかのどの作品よりも、優れている」と評したオラトリオの傑作「テオドーラ」(全3部)を、HFJ実行委員長でヘンデル研究の第一…

銀座ぶらっとコンサート #126 西山まりえの歴女楽 Vol.5 アルバ公爵夫人〜スペイン情熱の恋物語

ゴヤのパトロンだった“美魔女”にフォーカス  官能的な肢体と、謎めいた視線。スペイン最大の画家、フランシスコ・デ・ゴヤの作品に登場する黒髪の美女、アルバ公爵夫人カイエターナ。楽壇きっての“歴女”と称される西山まりえが、歴史に名を残すヒーローやヒロインの人物像を、チェンバロやヒストリカル・ハープで綴ってゆくシリーズの第5…

第14回 ヘンデル・フェスティバル・ジャパン オラトリオ「ベルシャザル」

旧約聖書の世界を壮大な音楽で描く大作  大作曲家ヘンデルの多様な作品の紹介を目的に、2003年にスタートしたヘンデル・フェスティバル・ジャパン(HFJ)。14回目は、旧約聖書にあるユダヤ解放の記述を、濃密な人間ドラマへと昇華した傑作オラトリオ「ベルシャザル」(全3幕)を取り上げる。「ベルシャザル」は1744年に作曲され…

波多野睦美 朝のコンサート 第10回記念特別公演 イタリア歌曲集 〜コンサートと公開レッスン〜

歌曲集の真の姿を求めて  「イタリア歌曲集」といえば音大声楽科受験の必須科目でもあり、学習者にはおなじみだ。歌曲集とはいってもほとんどはバロック・オペラのアリアなのだが、20世紀初頭に「イタリア古典歌曲集」として出版された際にロマン派風のピアノ伴奏が施されたために、現在私たちが聴いているのは、多くの場合はその“化粧され…

第13回 ヘンデル・フェスティバル・ジャパン オラトリオ「イェフタ」

ヘンデル絶筆の大作をノーカット上演  バロック期を代表する巨匠作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの多様な作品を紹介し「メサイア」ばかりに偏った作曲家像を正してゆこうと、2003年にスタートしたヘンデル・フェスティバル・ジャパン(HFJ)。13回目となる今年は「晩年のヘンデル」をテーマに、実質的には最後の大作である…