音響設計家 豊田泰久さんにインタビュー

 ワレリー・ゲルギエフをはじめとする巨匠指揮者たちがその音響を認めるミューザ川崎シンフォニーホール。その音響を手がけた世界的音響設計家の豊田泰久さんが、現在行われているサマーミューザKAWASAKI 2021を訪れた。豊田さんは、国内ではサントリーホール、札幌コンサートホール Kitara、京都コンサートホール、海外ではロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール、ハンブルクのエルプフィルハーモニー、パリ管弦楽団の本拠地フィルハーモニー・ド・パリなど、数多くのプロジェクトを手がけてきた。

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 7月25日のオーケストラ・アンサンブル金沢の公演の後にお話をうかがった。“音響設計家 Acoustician”とは、いかなる職業なのか? 豊田さんによれば、良い音響は、良い演奏があってこそ。優れた指揮者は楽器の配置にも繊細に気を配り、最良の響きを引き出す方法を模索するという。ヤンソンス、バレンボイム、ラトル・・・これまでのエピソードに出てくるマエストロたちの顔ぶれがスゴい。そうした音楽家たちとの協働のなかで優れた音響のホールが誕生し、音楽家たちとともに、響きは作り上げられていく。

 今回は、公演直後にホール音響設計者にインタビューするという貴重な機会! 音楽ライター後藤菜穂子さんによるインタビュー記事はぶらあぼONLINEにて8月上旬公開予定。お楽しみに!

8/4公開 インタビュー記事はこちら