草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル音楽監督の西村朗さんを取材しました!

西村 朗

 日本で最も長い歴史を持つ音楽祭である、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル。昨年はコロナの影響で中止になりましたが、今年は8月の開催が無事決定、多方面から注目を集めています。準備に忙しい作曲家で音楽監督の西村朗さんにインタビューを行い、聴きどころや音楽祭の魅力について語っていただきました。

 渡航規制のため、外来講師によるマスタークラスこそないものの、コンサートは「『ベートーヴェンから現代へ』というテーマで多彩なプログラムを組みました。僕にとって特別な存在であるベートーヴェンの作品を軸に、三善晃や高橋悠治、ケージの作品まで入れました」。

 プログラムビルダーのみならず、会期中にはベートーヴェンについての公開講座に出演するほか、オープニング・コンサート(矢崎彦太郎指揮群馬交響楽団)での新作披露、さらには音楽祭を牽引してきたピアニストの故・遠山慶子さんへのオマージュ曲「永遠の微笑み」を自らピアノで世界初演するなどの熱の入れよう。

 新鋭からレジェンド級のベテランまで、日本が誇る名演奏家たちが集結し、「これまでとは違う音楽祭となります。草津を愛し、温泉酒場で一緒に飲んだこともある武満徹のポピュラー・ミュージックのコンサートなども楽しんでいただけると思います」と自信たっぷりでした。これは聴き逃せませんね。

 記事はぶらあぼONLINEに掲載予定です。お楽しみに!

【Information】
第41回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

2021.8/17(火)〜8/29(日) 草津音楽の森国際コンサートホール
7/1(木)発売
問:草津夏期国際音楽アカデミー事務局03-5790-5561
https://kusa2.jp