第7回アドルフ・サックス国際コンクールで齊藤健太が第1位、小澤瑠衣が第2位

齊藤健太
C)AIAS-Jean-Pol SEDRAN
 第7回アドルフ・サックス国際コンクールが10月29日から11月9日までベルギーのディナンで行われ、最終選考でグラズノフの協奏曲を演奏した齊藤健太が優勝した。同コンクールはサクソフォンを発明したサックスの没後100年を記念して1994年に始まり、彼の生誕の地ディナンでほぼ4年に一度開催されている。クラシック・サクソフォンのコンクールとしては最高峰として知られる。日本人の優勝者は2002年の原博巳以来。

 齊藤は東京都出身の27歳。洗足学園音楽大学で池上政人に師事し、卒業後は東京藝術大学で学んだ。第2位には神奈川出身の小澤瑠衣が入賞し(日本人女性では初)、日本人が1位と2位を占める快挙となった。

Adolphe Sax International Competition
http://sax.dinant.be/en/competition