夜クラシック Vol.21 上野星矢(フルート) ・ 吉野直子(ハープ)

“夜クラ”新シーズンはフレンチの名曲で開幕

 実力派演奏陣が気さくなトークを交え、文京シビックホールの大ホールで得意な名曲の数々を披露する室内楽コンサート・シリーズ。開演時間が19時30分と遅めの設定で、平日の仕事帰りにも余裕を持って来場できることからも人気を博し、今回が21回目を数える。5周年を迎えたシーズンのオープニングを飾るのは、近代フランス音楽の色彩豊かな表現を伝えるのに理想的ともいえるフルートとハープのデュオ。しかもパリで研鑽を積み、国内外で多彩な活躍をみせるフルート界の貴公子・上野星矢と、世界の著名オーケストラとの共演を重ねて、室内楽にも意欲的に取り組む日本が誇るハーピスト・吉野直子という最高の組合せ。本シリーズの恒例曲でもある「月の光」をはじめ、「シリンクス」「美しき夕暮れ」「星の夜」などドビュッシー作品、「シシリエンヌ」ほかフォーレ作品などを取り上げるが、特にダマーズ「フルートとハープのためのソナタ」は必聴と言える。
文:東端哲也
(ぶらあぼ2019年6月号より)

2019.7/5(金)19:30 文京シビックホール
問:シビックチケット03-5803-1111 
https://www.b-academy.jp/hall/

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