ピアニスト・黒田亜樹とイタリアの名手たち

ピアノ・トリオで光る最先端のソノリティ

 イタリアを拠点に、クラシックからジャズ、ロック、現代音楽まで、幅広く表現するピアニストの黒田亜樹。黒田は東京藝大在学中、バンドのヴォーカルとキーボーディストとしてデビューするなど、異色の経歴を持つ奏者だ。フランス音楽コンクールを制し、ジローナ20世紀音楽コンクールでは現代作品特別賞を受賞するなど、数々の登竜門で実績を重ね、様々な作曲家とのコラボレーション、現代の感覚を捉えたタンゴの上演と、まさに変幻自在の先鋭的かつマルチな活躍を続ける。

 そんな彼女が、Hakuju Hallの「スーパー・リクライニング・コンサート」シリーズに登場。卓越したソリストで室内楽奏者でもある、ヴァイオリンのアルド・カンパニャーリとチェロのフランチェスコ・ディロン、2人のイタリアの名手と共に、フォーレとラヴェルのピアノ三重奏曲を披露する。リクライニング・シートで寛ぎながらの鑑賞というのがこのシリーズのコンセプトだが、おそらくちょっと刺激的な演奏が繰り広げられるに違いない。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2019年6月号より)

第146回 スーパー・リクライニング・コンサート ピアノ・トリオ リサイタル
ピアニスト・黒田亜樹とイタリアの名手たち
2019.7/5(金)15:00 19:30 Hakuju Hall
問:Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700
https://www.hakujuhall.jp/