横浜みなとみらいホールが2019年度主催事業を発表

 今年で開館21年目となる横浜みなとみらいホールが、2月21日に行われたプレス懇親会の中で、同ホールの2019年度主催事業を発表した。大・小ホールでの主要な企画を紹介する。

〈大ホール〉
 親子で音楽を存分に楽しむ趣向の「こどもの日コンサート 2019」(5/5)。今年はミュージカル・メドレーを取りあげる。池辺晋一郎・同ホール館長が以前から温存していた「ハチャトゥリアン・コンチェルツ」が実現(6/28)。チェロ協奏曲、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲を、石坂団十郎(チェロ)、佐藤卓史(ピアノ)、郷古廉(ヴァイオリン)のソロ、川瀬賢太郎指揮神奈川フィルで聴かせる。公募で参加するアマチュアとプロの奏者が共演する「わくわくブラス!」が昨年に続き行われる(9/22)。海外からはセミョン・ビシュコフ指揮チェコ・フィルが登場、チャイコフスキー交響曲第5番とスメタナ「モルダウ」などを演奏する(10/20)。

〈小ホール〉
 視覚障がいのある演奏家と晴眼者の奏者とが、照明を消した暗闇の舞台でアンサンブルを聴かせる「ミュージック・イン・ザ・ダーク」(11/2)、第38回を迎える「横浜市招待国際ピアノ演奏会」(11/4)、ユニークなところでは邦楽とロック・ミュージシャンのコラボ「デーモン閣下の邦楽維新 Collaboration」(2020.1/25,1/26)、そして旬の音楽家と現代の音楽家の出会いを演出する「Just Composed 2020 in Yokohama 〜現代作曲家シリーズ」(2020.3月)も予定されている。

 なお、今年は3年に1度開かれる大イベント「横浜音祭り 2019」が9月から11月にかけて開催。横浜みなとみらいホールは主会場のひとつとなり、オーケストラ公演などが行われる。
 
横浜みなとみらいホール
http://www.yaf.or.jp/mmh/