温かなサウンドで癒やしのひとときを
リラックスして感覚を解放し、ゆったりと音楽を味わうHakuju Hallの「スーパー・リクライニング・コンサート」。第134回は、多彩な音楽を自在に奏するマリンバ奏者、三村奈々恵によるリサイタルだ。
アメリカをはじめとし、ヨーロッパ、アジア、中南米でも活躍する三村。今回は「変幻自在のマリンバが奏でるバッハからブラジル音楽まで」と題し、三村らしいボーダーレスなプログラムを聴かせる。「ブラジルのココナッツ・ボンボン〜美味しいボサノヴァ」という魅力的なタイトルをもったトーマス・O・リーの作品、三村が委嘱やレコーディングを通じて積極的に取り組む吉松隆作品からは「バードスケイプ」、三村自身の編曲によるピアソラの「ブエノスアイレスの春」やJ.S.バッハの名曲「シャコンヌ」など、充実の60分プログラムが展開される。温かく豊かな響きをもつマリンバの音色を、リクライニングシートに身を預けて全身で堪能しよう。
文:飯田有抄
(ぶらあぼ2018年3月号より)
2018.4/12(木)15:00 19:30 Hakuju Hall
問:Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700
http://www.hakujuhall.jp/