GW直前!まだ間に合う音楽祭おすすめ公演ガイド
Vol.1 びわ湖の春 音楽祭2026

 ゴールデンウィーク目前!連休の予定はもう決まりましたか?旅行やお出かけの準備に心が弾むこの季節、「せっかくなら素敵な音楽も楽しみたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
 そこで今回は、各地の音楽祭のスタッフの方々に、“まだ間に合うおすすめ公演”をセレクトしていただきました。コンサートの聴きどころや出演者の魅力など、現場を知る人ならではの視点でご紹介します。
 思い立ったが吉日。今年の連休は、音楽祭へ出かけてみませんか?

多彩な30以上のステージと、話題の沖澤のどかの2つの面を知ることができる注目の音楽祭

 「びわ湖の春 音楽祭2026」は、4月25日、26日の2日間、びわ湖ホール全館を使って、多彩な内容の公演を行います。オーケストラから民族音楽まで、さまざまなジャンルの音楽を、有料・無料あわせて30以上のステージで聴くことができます。各公演が短時間なので、いくつかのコンサートをはしごすることも可能です。

昨年の音楽祭より、びわ湖ホール声楽アンサンブルによるロビーコンサートの様子

 出演者は、びわ湖ホール芸術監督の阪哲朗沖澤のどかが指揮する京都市交響楽団(京響)、日本を代表するヴァイオリニスト 竹澤恭子、チャイコフスキー国際コンクール入賞のニキータ・ボリソグレブスキー、ウィーンで活躍するピアニスト ヤスミンカ・スタンチュール、邦楽界注目の中堅尺八奏者の長谷川将山、インドの民族楽器シタールの現代屈指の演奏家 石濱匡雄など、各ジャンルのトップ奏者が顔を揃えています。

※当初出演を予定していた堀米ゆず子から変更となりました。

上段左より:阪哲朗 ©Florian Hammeric、竹澤恭子、ニキータ・ボリソグレブスキー ©Marco Borggreve
下段左より:ヤスミンカ・スタンチュール、長谷川将山、石濱匡雄

世界で活躍するマエストラによる、遊び心満載のオーケストラ・コンサート

 中でも注目は、その活躍に世界から熱視線が注がれる沖澤のどかが、常任指揮者を務める京響とともに音楽祭に初登場することです。
 すでにベルリン・フィルを指揮、ボストン交響楽団など国内外の一流オーケストラに客演を続け、次代のホープと目されています。

 そんな沖澤の魅力を感じることができる公演が、両日にわたって披露されます。25日は、シュニトケの「モーツァルト・ア・ラ・ハイドン」(1977)とハイドンの交響曲第45番「告別」(1772)を演奏。20世紀を代表するロシアの作曲家シュニトケとウィーン古典派を代表するハイドンの両者はともに、聴衆をあっと驚かせるよう考え抜かれた「仕掛け」を曲のなかに込めたことでも知られています。なかなか体験することができないような音楽の世界が楽しめます。

左:沖澤のどか ©Felix Broede 右:京都市交響楽団 ©井上写真事務所 井上嘉和

>>公演情報はこちら!

ファン必聴!オペラ《フィガロの結婚》の物語をギュギュっと80分で

 26日の「ファイナル・コンサート」では、沖澤が2022年のセイジ・オザワ 松本フェスティバルで絶賛されて頭角を現すきっかけになった、モーツァルトのオペラ《フィガロの結婚》のハイライトを、中村敬一の構成による演奏会形式で上演します。大西宇宙(アルマヴィーヴァ伯爵)、船越亜弥(伯爵夫人)、石橋栄実(スザンナ)、甲斐栄次郎(フィガロ)など日本を代表するドリームキャストともいえる歌手たちとの競演で、通常の公演時間は45分~1時間のところ、1時間20分に拡大して上演します。

左より:大西宇宙 ©Dario Acosta、船越亜弥、石橋栄実、甲斐栄次郎

 沖澤と京響のコンビは、今年の3月20日に定期演奏会で《コジ・ファン・トゥッテ》全曲を演奏会形式で上演して高い評価を得ましたが、この公演はチケットが発売後即完売、多くのファンが聴き逃したそう。びわ湖ホールの《フィガロ》はまだ完売ではないので、聴き逃した人はチャンスです。加えて2公演を聴くことで、沖澤の演奏能力の高さと、プログラムビルダーとしての面も楽しむことができるだけに必聴です。

>>公演情報はこちら!

オススメする人:びわ湖の春 音楽祭2026 スタッフ


びわ湖の春 音楽祭2026

2026.4/25(土)、4/26(日) びわ湖ホール

沖澤のどか(指揮)・京都市交響楽団

4/25(土)15:15~16:15 大ホール

〇曲目
シュニトケ:モーツァルト・ア・ラ・ハイドン
ハイドン:交響曲第45番 嬰ヘ短調 Hob.I:45「告別」

♪ファイナル・コンサート

4/26(日)18:40~20:00 大ホール

〇出演
指揮:沖澤のどか
アルマヴィーヴァ伯爵:大西宇宙
伯爵夫人:船越亜弥
フィガロ:甲斐栄次郎
スザンナ:石橋栄実
ケルビーノ:森季子
びわ湖ホール声楽アンサンブル
京都市交響楽団
案内:山崎バニラ

〇曲目
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》ハイライト(演奏会形式)
 構成:中村敬一

問 びわ湖ホールチケットセンター077-523-7136
https://www.biwako-hall.or.jp/festival/spring2026