2023年のピティナ・ピアノコンペティション特級、日本音楽コンクールを立て続けに制し、翌24年には浜松国際ピアノコンクールで日本人初優勝を果たすなど、一躍時の人となった鈴木愛美(まなみ)さんに、22日都内でインタビューを行いました。

今年10月に、東京オペラシティ コンサートホールで初めての大規模なリサイタルを予定しています。コンクールでもたびたび演奏してきたシューベルトの「幻想ソナタ」をメインに据えたプログラム。フォーレとシューベルトという、ありそうでなかなかない組み合わせは、熟慮して決めたそうです。
「コンクールでもリサイタルでも、演奏するときの心持ちはさほど変わらない」そうですが、確かに昨年の浜松でも、謙虚に作品と向き合う真摯な佇まいが印象的でした。
彼女が今後、コンクールへの挑戦も含め、どのようにキャリアを積み重ねていこうとしているのか、気になっている方も多いかと思いますが、ご本人は自分自身を「計画性はあまりない」と分析。「今のことだけを考えるタイプです。たとえば今日のご飯とか」。そのあまりに自然体な発言に、インタビュアや同席した関係者も大爆笑でした。最近は料理にハマっていて、唐揚げや無水カレーに挑戦したそうです。
インタビューの詳細は、ぶらあぼ7月号(6/18発行)に掲載予定ですので、お楽しみに。明日24日は、テレビ朝日系列『題名のない音楽会』に出演します。また、7月にはORCHID CLASSICSからデビューCDも発売予定という鈴木愛美さん。今後の展開にも、ぜひご注目ください!
文・写真:編集部

鈴木愛美 ピアノ・リサイタル
2025.10/31(金)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
プログラム
シューベルト:高雅なワルツ集 D 969 Op.77
フォーレ:主題と変奏 嬰ハ短調 Op.73
フォーレ:ノクターン 第6番 変ニ長調 Op.63
フォーレ:ワルツ・カプリス 第2番 変ニ長調 Op.38
シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番ト長調D 894 Op.78「幻想」
問:ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212
https://jesc-music.org
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2147/