
先日、指揮者の広上淳一さんが編集部にいらっしゃいました。お話は2025年に開館30周年を迎える京都コンサートホールについて。広上さんはこのホールを本拠地とする京都市交響楽団の常任指揮者を2008年から22年まで務め、20年には館長に就任。現在は同ホールのミュージックアドバイザーとして、指揮活動のほか京響との連携強化に努めるなど、京都における音楽文化の振興に尽力されています。
開館30周年記念事業の一つ、広上さんが指揮する「京都コンサートホール×京都市交響楽団プロジェクト」では、広上さん自身、日本フィルのデビュー公演で取り上げて以来約30年ぶりとなるレスピーギの「ローマ3部作」を披露します。演奏会の冒頭にはバーバーの「オルガンとオーケストラのための祝典トッカータ」を配置するなど、7155本ものパイプをもつ、ホールのシンボルともいえるパイプオルガンが大活躍するプログラムです。
取材では、このコンサートについてはもちろん、これまでの京都での取り組みについてもお話していただきました。
京都の音楽文化を語るうえで「京都コンサートホールは、東寺や金閣寺などと並ぶこの街のシンボルの一つ」だという広上さん。言葉の節々からホール、そして京都への強い愛着が感じられるインタビューでした。
記事はぶらあぼ6月号に掲載予定。お楽しみに!

写真・文:編集部
京都コンサートホール開館30周年記念事業
京都コンサートホール×京都市交響楽団プロジェクトVol.6「広上淳一×ローマ三部作」 ※6/21(土)発売
2025.11/15(土)14:00 京都コンサートホール
出演
指揮:広上淳一(京都コンサートホール ミュージックアドバイザー)
オルガン:石丸由佳
管弦楽:京都市交響楽団
曲目
バーバー:オルガンとオーケストラのための祝典トッカータ 作品36
レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭り」
問:京都コンサートホール075-711-3231
https://www.kyotoconcerthall.org