[小耳大耳]第22回新日鉄音楽賞の受賞者が決定

 新日鉄音楽賞は日本の音楽文化の発展と、将来を期待される音楽家を支援することを目的として1990年に 設立されたもので、第22回の受賞者は以下の2名。フレッシュアーティスト賞には賞状とトロフィー、副賞として300万円、特別賞には賞状とトロフィー、 副賞として100万円が贈られる。受賞者による「第22回新日鉄音楽賞贈呈式・受賞記念コンサート」は7月9日(月)に紀尾井ホールにて開催される予定。
●フレッシュアーティスト賞:萩原麻未(ピアノ/1986年生)
※経歴は出光音楽賞を参照
●特別賞:室井摩耶子(ピアノ/1921年生)
 1941年東京音楽学校(現・東京芸大)を首席で卒業、終戦後に本格的な演奏活動を開始し、多くの作品を日本初演してきた。55年、大ヒット映画「ここに泉あり」に実名ピアニスト役で出演。56年ベルリン音楽大学に留学し、ウィルヘルム・ケンプに師事。帰国後も日本を代表する演奏家として活躍。90歳にして現役ピアニストであり、その活躍から幅広いジャンルのテレビ番組等にも出演し大きな反響を得ている。