[小耳大耳]フェスタサマーミューザKAWASAKI 2012 開催

 川崎市の夏の風物詩となったオーケストラの祭典『フェスタサマーミューザKAWASAKI』が今年も7月28日(土)から8月12日(日)にかけて開催される。ミューザ川崎シンフォニーホールが現在復旧工事中(リニューアルオープンは2013年4月1日)のため、昨年同様、市内にある昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ、洗足学園前田ホール、川崎市教育文化会館、そして川崎市多摩市民館の4つの施設での分散公演となる。参加するオーケストラは、首都圏で活躍する9団体。ホスト・オーケストラの東京交響楽団(7/28、8/7、8/12)をはじめとして、読売日本交響楽団(7/29)、新日本フィルハーモニー交響楽団(7/30)、東京都交響楽団(7/31)、NHK交響楽団(8/4)、東京フィルハーモニー交響楽団(8/5)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(8/6)、日本フィルハーモニー交響楽団(8/9)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(8/10)が登場、今回も映画音楽の特集、小品ばかりのコンサートなど、ユニークかつ多彩な企画を用意している。このほか、川崎市内の音楽大学2校による演奏会や、『こどもフェスタ』も同時に行われる。
 3月28日に行われた記者発表会の席で、阿部孝夫川崎市長は「サマーミューザは、松本のサイトウ・キネンやラ・フォル・ジュルネと次いで、日本を代表するフェスティバルになっていると思う。今年は会場として川崎市多摩市民館も加わったので、ふだんサントリーホールなど首都圏のホールに行かれる川崎市の北部在住のお客様にも関心を持っていただき、ぜひご来場願いたい」と語った。また、東京交響楽団の桂冠指揮者でミューザ川崎シンフォニーホール・チーフアドバイザーをつとめる秋山和慶は「川崎市は音楽大学を2つも擁している。これは日本でも稀有のこと。昭和音楽大学と洗足学園音楽大学のオーケストラの高い実力を聴いてほしい。また両校にはジャズやミュージカルなどの学科もあり将来的にはミュージカルの公演なども考えている」と述べた。
問・ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200
※プログラムの詳細についてはフェスタサマーミューザKAWASAKI の公式サイトを参照。