今年4月に92歳で亡くなったピアニスト、フジコ・ヘミングのドキュメンタリー映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』が、10月18日より新宿ピカデリーほかで全国ロードショーされる。
18歳で国籍を失い、渡独したときには「避難民」として入国。その後、ヨーロッパで演奏家としてのキャリアを積みながら、これからという時に風邪をこじらせ聴力を失ってしまう…。波乱の半生をたどったフジコ・ヘミング。1999年、その歩みを描いたテレビのドキュメンタリー番組が放映されると反響を呼び、同年に発売されたファーストCD『奇蹟のカンパネラ』は200万枚を超えるセールスを記録、社会現象を巻き起こした。その後は世界各地で精力的に演奏活動を展開し、多数のファンを獲得。2018年に公開されたドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』(監督:小松莊一良、配給:日活)は、異例のロングランヒットを記録した。
本作は、その後の2020年から4年間のフジコの旅路を、4Kカメラで捉えた迫力あふれる演奏シーンとともにたどるドキュメンタリー作品。コロナ禍での暮らし、秘められた恋の話といった、フジコの新たな素顔を垣間見ることができるエピソードや、自宅のあるパリでのラストステージなどの貴重な映像も含まれるという。世界中の観客の心をつかんで離さなかった、唯一無二のピアニストの軌跡、劇場で見届けたい。
作品情報
『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』
公開日:10/18(金)
上映劇場:新宿ピカデリーほか、全国の劇場
出演・音楽:フジコ・ヘミング
監督・構成・編集:小松莊一良
プロデューサー:大村英治、佐藤現
企画:スピントーキョー
制作プロダクション:WOWOWエンタテインメント
制作:東映ビデオ、WOWOWエンタテインメント、スピントーキョー、WOWOW
配給:東映ビデオ
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