8/5(月)兵庫芸術文化センター管弦楽団

左より:佐渡裕(c)Takashi Iijima/セリーナ・オット(c)M Kernstock

 佐渡裕率いる兵庫芸術文化センター管弦楽団がサマーミューザ初登場!世界各地から選抜された優秀な若手奏者が集い、期間限定でプロとしての演奏活動を重ねていくという、稀少な活動で成果を挙げている。自ずと毎回が真剣勝負となって、高い水準と熱気が両立する演奏が連続し、完売が続出する人気楽団だ。今回のサマーミューザへの意気込みは、生誕150年のシェーンベルク「ペレアスとメリザンド」という大変な難曲で乗り込んでくることからも十分に伝わる。さらに、20歳でミュンヘン国際コンクールを制した天才トランペット奏者セリーナ・オットによる、アルチュニアンの人気協奏曲ほかも大注目!トランペットの魅力を再認識できること間違いなし。

〈指揮者メッセージ〉
兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)は2005年、阪神淡路大震災の復興のシンボルとして設立された兵庫県立芸術文化センターの専属楽団として誕生しました。世界中から若手音楽家を発掘し育成するアカデミーの要素を持ち、100名超の卒団メンバーが国内外のオーケストラで活躍しています。サマーミューザもPACも20周年という節目の回に、兵庫から参加できることは大変光栄です。
今回は直前の定期演奏会で演奏する、シェーンベルクの『ペレアスとメリザンド』そしてオーストリアの若きトランペット奏者セリーナ・オットとの2曲を演奏します。私自身、これまで何度もミューザ川崎の舞台に立ち、音響やホールの佇まいに惚れ込んでいます。兵庫で3公演を経た後、この最高の響きの中で我々PACの演奏を皆様に披露することを心から楽しみにしています。
兵庫県立芸術文化センター 芸術監督 佐渡裕

【Information】

兵庫芸術文化センター管弦楽団
兵庫からの黒船!?佐渡裕×PACオーケストラ

2024.8/5(月)19:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
(18:00開場/18:20~18:40 プレトーク)

指揮:佐渡裕(兵庫芸術文化センター管弦楽団 芸術監督)
トランペット:セリーナ・オット

プログラム
アルチュニアン:トランペット協奏曲 変イ長調
ベルシュテッド:ナポリ~トランペットのためのナポリ民謡の変奏曲
シェーンベルク:交響詩『ペレアスとメリザンド』op. 5

●ホール座席券

S席A席B席
一般5,000円4,000円3,000円
友の会4,500円3,600円2,700円

U25(小学生以上25歳以下):各席半額
※U25割引はミューザ川崎シンフォニーホールおよびチケットぴあで購入できます。
※未就学のお子さまはご入場いただけません。

*詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=3849

特集:フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2024
今年で20回目の開催となる日本最大級のオーケストラの祭典「フェスタサマーミューザ KAWASAKI」。ホスト・オーケストラの東京交響楽団をはじめとする首都圏の9団体に、初登場の佐渡裕&兵庫芸術文化センター管弦楽団、9年ぶりの吹奏楽企画となる「浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル ワールドドリーム・ウインドオーケストラ」を加えた全11団体が日替わりで登場。「夏音(サマーミューザ)!ブラボー20周年」を合言葉に熱き競演を繰り広げる。その他、小曽根真が次世代のミュージシャンたちと一夜限りのセッションを披露する「サマーナイト・ジャズ」、ライプツィヒ聖トーマス教会のオルガニスト、ヨハネス・ラングによる「真夏のバッハ」、ホールアドバイザー小川典子のライフワーク「イッツ・ア・ピアノワールド」と恒例企画も充実の内容。アニバーサリーにふさわしい珠玉の19公演。ぜひ会場で聴き比べたい。