
名匠・小泉和裕が都響と共に登場。モーツァルト第40番とブラームス第1番の交響曲二題という、サマーミューザでは貴重なほどの重厚プログラムを堂々と聴かせる。この3月まで九響音楽監督を務めるなど、長く各地の楽団で重要ポストに就いてきた小泉は、常にドイツ音楽を活動の柱としてきた。そして、小泉が終身名誉指揮者の任にあり、長い共演で気心の通じ合う都響もまた、ドイツものを堅固かつ重厚に演奏することにかけて屈指のオーケストラ。このコンビで聴ける「王道の交響曲」は、クラシック音楽を聴く喜びの原点のひとつとも言えそうだ。円熟のマエストロの至芸に、じっくりと浸る夏の夜。
【Information】
東京都交響楽団
円熟の小泉×都響 〜交響曲の王道〜
2024.8/1(木)19:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
(18:00開場/18:20~ プレコンサート)
指揮:小泉和裕(東京都交響楽団 終身名誉指揮者)
プログラム
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
●ホール座席券
S席 | A席 | B席 | |
一般 | 5,000円 | 4,000円 | 3,000円 |
友の会 | 4,500円 | 3,600円 | 2,700円 |
U25(小学生以上25歳以下):各席半額
※U25割引はミューザ川崎シンフォニーホールおよびチケットぴあで購入できます。
※未就学のお子さまはご入場いただけません。
*詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=3845
特集:フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2024
今年で20回目の開催となる日本最大級のオーケストラの祭典「フェスタサマーミューザ KAWASAKI」。ホスト・オーケストラの東京交響楽団をはじめとする首都圏の9団体に、初登場の佐渡裕&兵庫芸術文化センター管弦楽団、9年ぶりの吹奏楽企画となる「浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル ワールドドリーム・ウインドオーケストラ」を加えた全11団体が日替わりで登場。「夏音(サマーミューザ)!ブラボー20周年」を合言葉に熱き競演を繰り広げる。その他、小曽根真が次世代のミュージシャンたちと一夜限りのセッションを披露する「サマーナイト・ジャズ」、ライプツィヒ聖トーマス教会のオルガニスト、ヨハネス・ラングによる「真夏のバッハ」、ホールアドバイザー小川典子のライフワーク「イッツ・ア・ピアノワールド」と恒例企画も充実の内容。アニバーサリーにふさわしい珠玉の19公演。ぜひ会場で聴き比べたい。