若きクァルテットが研鑽を積む「プロジェクトQ」、今年はシューマン&ブラームスの金字塔に挑む!

ルーク・クァルテット(前回公演より)

 日本の若手クァルテットの発掘と育成を目的とした「プロジェクトQ」の第23章として、今年は6組の若いクァルテットがシューマンとブラームスの弦楽四重奏曲全曲に挑む。同プロジェクトの特徴は、9月から翌年3月までの約半年間をかけて、ひとつの作品にじっくりと取り組む点にある。その間に、各クァルテットはヴィジョン弦楽四重奏団、ミハル・カニュカ、原田幸一郎、原田禎夫、クァルテット・アルモニコ、小栗まち絵、今井信子といった国際的な講師陣による公開マスタークラス、さらにトライアル・コンサートを経て、本公演を迎える。

クァルテット・アルモニコによるマスタークラスの様子

 今回はシューマンとブラームスのそれぞれ3曲の弦楽四重奏曲が、つぼみクァルテット、ルシェリア・クァルテット、クァルテット・プリマヴェーラ、クァルテット風雅、クァルテット・ルーチェ、ルーク・クァルテットの6団体によって演奏される。すぐれた若手奏者たちの飛躍を見届けたい。

文:飯尾洋一

(ぶらあぼ2026年2月号より)

プロジェクトQ・第23章 若いクァルテット、シューマン&ブラームスに挑戦する
トライアル・コンサート 

2026.2/11(水・祝)15:00、2/24(火)15:00 19:00 TCMホール(東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス)
シューマン&ブラームス:弦楽四重奏曲全曲演奏会 
2026.3/14(土)13:00 18:00 TCMホール(東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス)
問:プロジェクトQ実行委員会(テレビマンユニオン内) 03-6418-8617
https://www.tvumd.com


飯尾洋一 Yoichi Iio

音楽ジャーナリスト。著書に『クラシックBOOK この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる!』新装版(三笠書房)、『クラシック音楽のトリセツ』(SB新書)、『マンガで教養 やさしいクラシック』監修(朝日新聞出版)他。音楽誌やプログラムノートに寄稿するほか、テレビ朝日「題名のない音楽会」音楽アドバイザーなど、放送の分野でも活動する。ブログ発信中 https://www.classicajapan.com/wn/