マーラーの合唱付交響曲をライブ配信
声楽ソリストや合唱も擁した大編成の管弦楽により、湧き上がるような賛美を紡ぎ上げるマーラーの交響曲第2番「復活」。音楽監督の小泉和裕のタクトのもと、九州交響楽団が取り組んできたマーラーの一連の合唱付交響曲は、第8番と第3番に続いて、この大作で締め括ることに。また、今回の公演は、14ヵ月間に及ぶリニューアルを終えた福岡シンフォニーホールでの、最初の九響定期公演となる。
「復活」はマーラーが34歳だった1894年に完成。18世紀の詩人フリードリヒ・クロプシュトックの同名作品を軸に、ドイツ民謡集『子供の不思議な角笛』の引用を配し、10本のホルンなどを擁する大管弦楽と声楽でキリスト復活を慶ぶ、壮大な作品だ。今回は、安井陽子(ソプラノ)と福原寿美枝(アルト)、日本を代表する2人の名ソリストを迎え、九響合唱団(合唱指揮:横田諭)などが脇を固める。また、2日間公演のうち、第1日(10/7)は、インターネットの同時配信でも視聴可能な、ハイブリッド形式での開催となる。
文:笹田和人
【Information】
九州交響楽団
第407回定期演奏会
2022.10/7(金)19:00【配信あり】
2022.10/8(土)15:00
アクロス福岡シンフォニーホール
指揮:小泉和裕
ソプラノ:安井陽子
アルト:福原寿美枝
合唱:九響合唱団 ほか
●曲目
マーラー/交響曲 第2番 ハ短調「復活」
●料金
S席¥5,700 A席¥4,700 B席¥3,600 学生席¥1,500 車椅子席¥3,600
配信チケット¥2,000
問:九響チケットサービス092-823-0101
http://kyukyo.or.jp
https://curtaincall.media/kyushusymphony(配信)