小林愛実、反田恭平がファイナル進出!
第18回ショパン国際ピアノコンクールは、現地時間の10月16日夜に3次予選が終了し、同日、ファイナルに進む12名が発表された。日本勢では、小林愛実、反田恭平がファイナル進出を決めた。小林は、前回のショパン・コンクール(2015)に続くファイナル進出となる。
ファイナル進出者(12名)※アルファベット順
- Ms Leonora Armellini, Italy レオノーラ・アルメッリーニ(イタリア)
- Mr J J Jun Li Bui, Canada J J ジュン・リ・ブイ(カナダ)
- Mr Alexander Gadjiev, Italy/Slovenia アレクサンダー・ガジェヴ(イタリア/スロベニア)
- Mr Martin Garcia Garcia, Spain マルティン・ガルシア・ガルシア(スペイン)
- Ms Eva Gevorgyan, Russia/Armenia エヴァ・ゲヴォルギアン(ロシア/アルメニア)
- Ms Aimi Kobayashi, Japan 小林愛実(日本)
- Mr Jakub Kuszlik, Poland ヤクブ・クーシュリック(ポーランド)
- Mr Hyuk Lee, South Korea イ・ヒョク(韓国)
- Mr Bruce (Xiaoyu) Liu, Canada ブルース(シャオユー)リウ(カナダ)
- Mr Kamil Pacholec, Poland カミル・パホレッツ(ポーランド)
- Mr Hao Rao, China ハオ・ラオ(中国)
- Mr Kyohei Sorita, Japan 反田恭平(日本)
前評判の高かったシモン・ネーリング(ポーランド)やニコライ・ホジャイノフ(ロシア)がここで姿を消す一方、浜松国際ピアノコンクールの覇者で日本でも人気のアレクサンダー・ガジェヴ(イタリア/スロベニア)、ともに17歳のハオ・ラオ(中国)、エヴァ・ゲヴォルギアン(ロシア/アルメニア)らがファイナル進出を決めた。実力が拮抗し、稀に見るハイレベルなステージが続いた3次予選となったが、それぞれの持ち味を存分に出し切った古海行子、進藤実優、角野隼斗にも拍手を送りたい。
ショパンの命日に当たる10月17日には、作曲家の心臓が眠るワルシャワ市内の聖十字架教会で、ガラ・コンサートがおこなわれる(チェコを代表する古楽団体、コレギウム1704&コレギウム・ヴォカーレ1704がモーツァルト「レクイエム」を演奏)。ファイナルは、翌10月18日から20日まで(現地時間)の3日間の日程で、出場者は、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団との共演で、ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11、または同第2番ヘ短調 op.21のいずれかを演奏する。
Chopin Piano Competition
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