びわ湖ホール 2017年度自主事業発表

左より)津田誠司(びわ湖ホール事業部長)、沼尻竜典(同ホール芸術監督)、山中 隆(同ホール理事長・館長) 写真提供:びわ湖ホール

左より)津田誠司(びわ湖ホール事業部長)、沼尻竜典(同ホール芸術監督)、山中 隆(同ホール理事長・館長)
写真提供:びわ湖ホール

 びわ湖ホールが2017年度自主事業を発表した。18年の開館20周年を視野に入れ「トップレベルの劇場」を目指すというだけにラインナップも充実している。
 とくに注目の公演は4演目。まず、4年連続のワーグナー《ニーベルングの指環》の2作目《ワルキューレ》(18.3/3,3/4)。今年3月の《ラインの黄金》に続いての沼尻竜典指揮、ミヒャエル・ハンペ演出による、びわ湖ホール単独上演であり、同ホール独自の長期間の準備が可能で十全な公演が期待できる。そして、日生劇場、川崎市スポーツ・文化総合センター、藤原歌劇団との共同制作によるベッリーニ《ノルマ》(10/28)。沼尻指揮、粟國淳演出。題名役のマリエッラ・デヴィーアは、日本での最後のオペラ舞台出演の可能性があり、見逃せない公演となる。また、2回目の来日となるパレルモ・マッシモ劇場のヴェルディ《椿姫》(6/24)にも注目だ。今回はランカトーレ、ヌッチ、ポーリの豪華キャスト。そしてメシアン没後25周年を記念して演奏会形式で上演される《アッシジの聖フランチェスコ》(11/23)。管弦楽はびわ湖ホール初登場となる読売日本交響楽団(カンブルラン指揮)。休憩を含めると6時間近くになる超大作で、日本では部分演奏はあったが、全曲は初めて。沼尻は「自分で指揮したかったが、上演は感無量」という。
 この他にも鈴木秀美の「バッハ:無伴奏チェロ組曲」(12/9)や、びわ湖ホール声楽アンサンブルの定期公演(9/17,12/16,18.3/24)など、楽しみな演奏会が目白押しである。さらにバレエ・ファンにとってはボリショイ・バレエの『パリの炎』(6/10)も必見だ。
取材・文:横原千史
(ぶらあぼ2017年2月号より)

びわ湖ホール
http://www.biwako-hall.or.jp/