10回目を迎えてひときわ華やかに!
オペラとバレエ、そしてオーケストラ・コンサートと、3つの舞台芸術が一気に堪能できる“一粒で三度おいしい”ステージが好評を博している、神奈川県民ホールの『ファンタスティック・ガラコンサート』。10回目の節目となる今年は、これまでの集大成として、特に好評だった選りすぐりの演目を中心に。オペラ・ステージは、塩田美奈子(ソプラノ)、林美智子(メゾソプラノ)、望月哲也(テノール)に、司会も務める宮本益光(バリトン)と豪華な顔ぶれが揃い、ビゼー《カルメン》やオペレッタなどから、数々の名アリアを披露。そして、バレエ・ステージには、地元・神奈川出身で国際的にも高い評価を受ける上野水香が登場。バレエ版の《カルメン》など、華麗な踊りで魅せる。そして最後は、全ての演奏を担当する、松尾葉子指揮の神奈川フィルハーモニー管弦楽団が主役に。ピアノの外山啓介をソロに迎えてのガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」など、名旋律をたっぷりと聴かせてくれる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年12月号から)
12/29(火)15:00 神奈川県民ホール
問:チケットかながわ0570-015-415
http://www.kanagawa-arts.or.jp