マチュー・デュフォー(フルート)Mathieu Dufour, flute

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 1972年、パリ生まれ。8歳よりパリの音楽学校で本格的にフルートを学び始め、14歳の時に満場一致でゴールド・メダルを授与され卒業した。その後、リヨン国立音楽院でマクサンス・ラリューに師事し、1993年に満場一致の首席で卒業する。

1993年ランパル国際フルート・コンクールで第2位、1994年ブダペスト国際音楽コンクール第3位、1997年神戸国際フルート・コンクール第2位など、数々の著名な国際コンクールで優秀な成績を残す。

1993年、弱冠20歳でトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の首席奏者に就任。1996年~1999年にはパリ国立歌劇場管弦楽団のスーパー・ソロイストを務めた。その後、音楽監督を務めていたダニエル・バレンボイムに招かれ、1999年~2014年シカゴ交響楽団の首席奏者を務めた。同団とはバレンボイムの指揮でドヴィエンヌ、モーツァルト、イベール、バッハ、ジョリヴェ等の協奏曲を演奏し、カーネギーホールやベルリン・フィルハーモニー、ルツェルン音楽祭に登場した。

2015年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ソロ奏者を務め、2022年に退団した後は、ソロや室内楽で演奏活動を行う。

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これまでにソリストとして、ピエール・ブーレーズ、クリストフ・エッシェンバッハ、デイヴィッド・ロバートソン、ファビオ・ルイージ、ニコラス・マクギーガン等の指揮者と共演している。シカゴ交響楽団と共演したニールセンの協奏曲は、シカゴ・トリビューン紙で「すべてにおいて音色やダイナミクスが超人的とも言えるほど統制されており、躍動感ある澄んだ音がホールに響き渡った」と絶賛された。

室内楽奏者としては、内田光子、ピンカス・ズーカーマン、ユリア・フィッシャー、エリック・ル・サージュ、カーリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオのほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー等と共演を重ね、カーネギーのザンケル・ホール、ルツェルン音楽祭、スイスのダボス音楽祭、カナダのドメーヌ・フォルジェ国際音楽祭に登場している。

パスカル・ロジェとのデュオでは2010年に日本ツアーを敢行し、クリストン・レーベルより『フランス作品集』をリリースした。

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