Tag Archive for 諏訪内晶子

浦安音楽ホールが2017年4月にオープン

極上のクラシック演奏でより豊かなライフスタイルを 新しいコンサートホールが首都圏に誕生する。ステージと客席とが、包み込まれるような一体感を味わえる客席数、そして音響にこだわったホールである。浦安の音楽・芸術の発信拠点を目指す浦安音楽ホールの魅力とオープニング・イヤーの内容をご紹介したい。 音楽専用ホールには名演奏家がぞ…

勅使川原三郎 シアターX公演『トリスタンとイゾルデ』

 年頭からリムスキー=コルサコフ作曲『シェラザード』で濃密なデュエットを繰り広げて感銘を与えた勅使川原三郎と佐東利穂子。その直後、勅使川原と佐東は渡欧し、パリ・オペラ座の2017/18シーズン発表会見に出席、10月にバレエ団に振り付けする新作(音楽:エサ=ペッカ・サロネンのヴァイオリン協奏曲、演奏:諏訪内晶子)への意気…

パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

2年目のシーズンに期待が膨らむ“世界的”コンビ  NHK交響楽団の首席指揮者として2年目のシーズンを迎えたパーヴォ・ヤルヴィ。同楽団との度重なる名演に、自身大きな手応えを感じている。 「この1年、お互いを知るために多種多様な曲を取り上げましたが、素晴らしいオーケストラで反応もよく、楽員との関係も密になってきました。中で…

第5回 国際音楽祭NIPPON

 5月26日から7月30日に開催される、第5回 国際音楽祭NIPPONの記者会見が2016年12月15日に都内で行われた。  13年からスタートした同音楽祭は、芸術監督の諏訪内晶子が「音楽を届けるべきところに継続的な支援をしたい」という想いから始めたもの。「トップ・クオリティ」「イントロダクション・エデュケーション」「…

ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)

バンベルク響は自発性に優れたオーケストラです  来日のたびに名演を重ね、いま聴衆が最も信頼を寄せるマエストロの一人、ヘルベルト・ブロムシュテットが、バンベルク交響楽団とともに同コンビとしては4年ぶりに来日する。  バンベルク響とはどのようなオーケストラなのだろうか。 「楽団のルーツはプラハにあります。かつてプラハには、…

ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮) バンベルク交響楽団

レジェンドによる新たな名演の予感  チェコやオーストリアには、重厚で深いドイツ的な響きとも、力強く豪快なロシアの響きとも違う、朴訥で温かく、どこか渋い中欧の響きがあると思う。  プラハに住んでいたドイツ人音楽家たちが、敗戦によってドイツに帰り設立したのがバンベルク響。だからそのルーツの一端は中欧にある。バンベルクは爆撃…

京都の秋 音楽祭

20周年ならではの充実したラインナップ  古都が最も輝く季節を彩る恒例行事として、すっかり定着した「京都の秋 音楽祭」が、今年で20周年を迎える。9月18日から11月27日までの期間中に行われる全22公演は、節目を飾るのにふさわしく、例年にも増して、充実のラインナップ。紅葉の衣を纏い、次第に魅力を深めてゆく京都の街を、…

トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2016

名手たちが集結するフェスティバル、日本初上陸!  「シベリア」と聞くと、日本人がまず思い浮かべるのは、閑散とした雪と氷に閉ざされた広大な大地といったところだろうか。しかしシベリアの中心都市ノヴォシビルスクは、ロシア第3の人口規模を誇る大都市である。近年は経済発展も目覚ましく、ロシアのシリコンバレーと呼ばれるIT企業の集…

ユーリ・テミルカーノフ(指揮) サンクトペテルブルグ・フィル

ロシアの名門オーケストラが“伝家の宝刀”を披露  貴族のような柔らかい物腰で、テミルカーノフが登場する。指揮棒をもたず、優雅に持ち上げた両手が宙空でなだらかな円を描くと、次の瞬間、強烈に硬派な音楽が聴き手を襲う。初めて実演に接した時から、このギャップにやられてしまった。独特なオーラをもった指揮者である。  近年は読響な…

諏訪内晶子(ヴァイオリン)

熟成の名手が望んだデュオの貴重な再演  諏訪内晶子は、近年ますます充実度を増してきた。要因のひとつが、2012年から主宰する『国際音楽祭 NIPPON』。復興支援等の社会貢献にも目を向けた同音楽祭の4年を通して、持ち前の美音と完璧なテクニック、精緻な表現力に、柔らかみや細かなニュアンスを加えている。その音楽祭で2014…