Tag Archive for ヴァイオリン

アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)

ベートーヴェンの精神は、今の世界にこそ必要なものです  “ヴァイオリンの女王”アンネ=ゾフィー・ムターは、2019年10月、第31回高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)を受賞した。これは絵画、建築など5部門で世界的芸術家に贈られる栄誉ある賞だ。 「世界を変えたさまざまなアーティストと同等の評価をしていただけたことに感動…

髙木凜々子(ヴァイオリン)& 實川 風(ピアノ)

若きソリストたちの爽快な音楽性が迸る  ヴァイオリンの髙木凜々子とピアノの實川風。11月、江戸川区総合文化センターの「フレッシュ名曲コンサート」に出演する。協奏曲の夕べだ。東京藝大を卒業したばかりの新星で、昨年の東京音楽コンクール第2位の髙木がブルッフを、2015年のロン=ティボー=クレスパン国際コンクール第3位(1位…

印田千裕(ヴァイオリン)& 印田陽介(チェロ)

知られざるデュオ作品の奥深き世界を追い求めて  ヴァイオリンとチェロといえば弦楽器の女王と王様のような花形だけれど、この2本の楽器だけの二重奏にフォーカスして活動しているデュオは珍しい。東京藝大卒業後に英国王立音楽院で学んだ印田千裕と、同じく藝大からプラハ音楽院に留学した陽介の姉弟。2012年から毎年開いているリサイタ…

鈴木理恵子(ヴァイオリン/音楽監督)

ベートーヴェンの音楽とアジアのアートシーンをテーマに  考えるヴァイオリ二ストだ。鈴木理恵子が音楽監督を務める「ビヨンド・ザ・ボーダー音楽祭」は、時代、地域、文化、ジャンル、さまざまなボーダーを超える。2008年にスタートして今年で6回目。横浜みなとみらいホール小ホールでの「EXTENDED スペシャル・コンサート」は…

寺神戸 亮(指揮・ヴァイオリン)

ベルカントオペラの源流とも言えるヘンデルの作品に大きな意欲  今年も11月に北とぴあ国際音楽祭が開催される。4週間にわたって様々な公演が予定されているが、フィナーレを飾るのが、寺神戸亮が率いるピリオド楽器のオーケストラ、レ・ボレアード他によるオペラ公演だ。これまでフランスのバロック・オペラやモンテヴェルディ、モーツァル…

トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン/指揮)& ムジークコレギウム・ヴィンタートゥーア

鬼才が伝統のチェンバー・オーケストラを弾き振り!  「現代ヴァイオリン界の鬼才」と「スイス最古の歴史を誇るチェンバー・オーケストラ」。一見不思議な組み合わせだが、公演ごとに充実の成果を挙げ続け、欧州で注目を集めているという。そして今秋には、トッパンホールでそのパフォーマンスを体験できることになった。  前者はトーマス・…

成田達輝(ヴァイオリン)

不可能と思える選曲を超えることで次の風景や目標が見えてくる  ヴァイオリニストの成田達輝が、東京オペラシティの人気リサイタル・シリーズ「B→C(バッハからコンテンポラリーへ)」に登場していなかったとは驚きだ。登場するアーティストの演奏はもちろん、プロデューサー的な才能も楽しめるこのシリーズだが、音楽家として新しい段階へ…

渡辺玲子 プロデュース レクチャーコンサート vol.5

異国のサウンドに惹かれたパリの作曲家たち  楽譜には、作曲家が意図した隠されたメッセージがきっとある。それを知れば、きっと音楽の聴き方が変わる。国際的に活躍する名ヴァイオリニスト、渡辺玲子の案内で、名曲の秘密を易しく紐解くレクチャーコンサート。第5弾は、20世紀前半のフランスにおける2つの流行、「ジャズ」と「スペイン風…

佐藤俊介(オランダ・バッハ協会音楽監督/ヴァイオリン)

音楽監督として“凱旋ツアー”を敢行  古楽とモダン、両方のフィールドで国際的に活躍する佐藤俊介が昨年6月、100年近い歴史を誇る名門アンサンブル、オランダ・バッハ協会の音楽監督に就任。総勢10人の器楽メンバーを率いて、就任以来初となる日本での“凱旋ツアー”を敢行する。「この“音楽”という世界を、どんどん探検していきたい…

千住真理子(ヴァイオリン) アマデウスに恋して

名器「デュランティ」と紡ぐモーツァルトの深き音色  ヴァイオリニストの千住真理子は、幼いころからモーツァルトに恋心を抱き、やがてさまざまな作品を演奏するようになってさらにこの作曲家の天才性に魅せられ、昨年から「アマデウスに恋して」と題するヴァイオリン協奏曲全曲演奏会を行っている。  今回は、フランス風の様式が全面にちり…