Pre-Stage=Prestige

ユーリ・テミルカーノフ(指揮)

楽団員の一体感を誇りに思います  賢人の風格、とでも言うのだろうか。インタビューの場となった一室に入ってきたとき空気がフッと和らぎ、静かに語り出すその内容には言葉の重みが感じられる。ユーリ・テミルカーノフは間違いなく現在のロシアを代表するマエストロであり、ショスタコーヴィチらが生きた旧ソビエト時代から混乱の90年代を経…

スタニスラフ・ スクロヴァチェフスキ●指揮

元気を保つ秘訣は、音楽に対する集中力とワイン(?)  現役最高齢の指揮者の一人であるスタニスラフ・スクロヴァチェフスキは、今年10月3日、90歳の誕生日を日本で祝った。当日は、桂冠名誉指揮者を務める読売日本交響楽団の東京オペラシティ公演。終演後、読響が「ハッピー・バースデイ」を奏でると、会場は温かな拍手に包まれた。 「…

ジャナンドレア・ノセダ●指揮

《仮面舞踏会》はどこから見てもキラキラと輝いているオペラです  2010年の初来日から3年、イタリアが誇る歌劇場の一つ、トリノ・テアトロ・レージョ(トリノ王立歌劇場)が今秋待望の再来日を果たす。先だって音楽監督ジャナンドレア・ノセダに現地で抱負を存分に語ってもらった。 「1973年にカラスとディ・ステファノ“演出”の《…

市川右近●演出

作品が持つ普遍性を重視して演出したいと思います 「僕自身、この作品のどこにいちばん魅力を感じるかといえば、つうのアリアに代表される名曲性と、宇宙的なスケール感です。聴いていると、いわゆる民話劇にはあり得ない壮大さを感じますし、そうすることで團伊玖磨先生は、木下順二先生が書かれた戯曲の本質に、さらに普遍性を与えているよう…

辻井伸行●ピアノ

“指揮者のいない世界最高峰のオーケストラ”との共演に期待!  辻井伸行が世界に羽ばたく足掛かりとなった、2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝。去る2月、辻井は思い出の開催地テキサスを訪れ、他界する数週間前のクライバーンと会うことができた。 「闘病中ではありましたが、お会いした時はお元気そうでした。…

成田達輝●ヴァイオリン&萩原麻未●ピアノ

若い才能が開花するスペシャル・デュオ誕生!  2012年のエリザベート王妃国際コンクール・ヴァイオリン部門第2位など、内外の著名なコンクールで次々に上位入賞を果たしている成田達輝。そして、10年のジュネーヴ国際コンクール・ピアノ部門で日本人初優勝を飾った萩原麻未。この注目の若手2人によるスペシャル・デュオが実現する。 …

中川賢一&小坂圭太●ピアノ

リゲティの真髄に触れる絶好の機会  美しい秋の京都を彩る《京都の秋 音楽祭》は今年で17回目の開催。昨年4本の腕でストラヴィンスキーの三大バレエを聴かせた2人のピアニスト、小坂圭太と中川賢一が、今年はリゲティ・プログラムを携えて登場する。存命なら今年90歳になるリゲティは、2001年に京都賞を受賞した、京都ともゆかりの…

イツァーク・パールマン●ヴァイオリン

伝説のヴァイオリニストを聴く  パールマンがやってくる。1945年生まれということは、御年67歳。まさに円熟の時を迎えたヴァイオリンの巨匠は、この秋我々にどのようなメッセージを届けてくれるのだろう。米・ハリウッドで行われる夏の野外音楽祭《ハリウッドボウル》に出演するパールマンを訪ね、日本公演にかける想いを聞いてみた。 …

横山恵子●ソプラノ

ブリュンヒルデは強いだけの女性でなくかわいい人だと感じています  神奈川県民ホール、びわ湖ホール、東京二期会などによる共同制作オペラ・シリーズ。この9月に第7弾となる《ワルキューレ》が上演される。今回は、神奈川フィルハーモニー管弦楽団と日本センチュリー交響楽団による合同オーケストラを編成。指揮は、びわ湖ホール芸術監督で…

横山幸雄●ピアノ

今度はベートーヴェンのピアノ独奏曲全曲演奏に挑みます! ショパンのピアノ曲全212曲を1日18時間かけて弾いたリサイタルがギネス記録に認定されるなど、あっと驚くような大胆な企画も横山幸雄の魅力のひとつ。その彼が今度はベートーヴェンのピアノ独奏曲全曲演奏に挑む。2020年の生誕250年まで年1回ずつ、7年をかけての長大な…