ARDミュンヘン国際音楽コンクールピアノデュオ部門でPiano Duo Sakamotoが第3位

更新日 2021年9月16日
投稿日 2021年9月9日
著者 k-sasaki
カテゴリー NEWS

Piano Duo Sakamoto ファイナルのステージ　(c) DANIEL DELANG

　若手演奏家の登竜門として知られるARDミュンヘン国際音楽コンクールは、1952年から開催されてきた歴史あるコンクール。70回目を迎える今年は、ピアノデュオ、声楽、ホルン、ヴァイオリンの各部門が実施されている。9月8日におこなわれたピアノデュオ部門のファイナルでは、坂本彩・坂本リサのデュオ（Piano Duo Sakamoto）が第3位に入賞、併せて聴衆賞も受賞した。開催される部門は毎回異なり、ピアノデュオ部門は11回目となる。

　最終結果は以下の通り。

第70回 ARDミュンヘン国際音楽コンクールピアノデュオ部門
第1位　Geister Duo（フランス）
第2位　La Fiammata（カナダ） Melnikova-Morozova Duo（ロシア）
第3位　Piano Duo Sakamoto（日本）
聴衆賞　Piano Duo Sakamoto

　坂本彩と坂本リサの姉妹は、ともに福岡県出身。現在はロストック音楽・演劇大学大学院に在籍し研鑽を積む。ピアノデュオを加藤真一郎、伊藤恵、ハンス＝ペーター＆フォルカー・ステンツルの各氏に師事。幼少期からデュオとして数々のコンクールに入賞し、第21回シューベルト国際ピアノデュオコンクール第1位など着実に受賞歴を重ねてきた。

　坂本彩は、桐朋学園大学音楽学部を経て東京藝術大学大学院を修了。第11回ルーマニア国際音楽コンクールピアノ部門最高位の成績をのこしている。坂本リサは、東京藝術大学音楽学部を卒業。第7回エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクールでは第1位に輝いた。それぞれがソロピアノを、巣山千恵、田中美江、徳丸聡子、草冬香、横山幸雄、伊藤恵の各氏等に師事。