フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020 記者発表会

 7月10日(金)、「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020」の記者発表会がミューザ川崎シンフォニーホールのステージにて行われた。登壇者は、福田紀彦(川崎市長)、桑原浩(日本オーケストラ連盟 専務理事)、秋山和慶(指揮)、松居直美(オルガニスト)、小川典子(ピアニスト)、大野順二(東京交響楽団 楽団長)。

上段左より:竹平晃子(アナウンサー)、大野順二、秋山和慶、桑原 浩、国府弘子(ピアニスト)
下段左より:松居直美、福田紀彦、小川典子

 記者発表会は、松居のオルガン演奏でスタート。
 その演奏を聴き、冒頭挨拶に立った福田・川崎市長は「やはり生の音楽はいいなぁ」と実感を込めてひとこと。続けて、「コロナウイルスの影響でどのような形で開催できるかを検討してきた。今年は感染症対策をして、客席数を限定し、映像配信を伴う新たな音楽祭として開催する。川崎から始まる新たな様式でのチャレンジに注目してほしい」と述べた。

 今年のサマーミューザは客席での鑑賞とライブ配信のハイブリッドで開催される。配信映像のサンプルとして、7月1日の「ミューザの日」に収録されたダイジェスト版が公開された。そのフルバージョンは現在、「TIGET」というサイトで無料配信されている。また、見どころの一つであるオープニングを飾る東京交響楽団のコンサートでは、ジョナサン・ノットが映像出演して指揮をする。イギリスの自宅近くのスタジオで収録された映像が、ステージ向けに1台、客席向けに3台用意されたモニターに映し出される。

 そして、この会見において原田慶太楼の東京交響楽団 正指揮者就任(2021年4月〜)が大野楽団長よりサプライズで発表された。原田とは8月10日、同音楽祭の「フィナーレコンサート」で共演する。

 音楽祭は7月23日から8月10日まで全17公演、ソーシャルディスタンス仕様(全600席に限定)、感染対策を施されて開催される。ホールでの鑑賞とオンライン鑑賞という新たな形で開催される音楽祭はこの夏注目を集めそうだ。

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/