8月22日、サントリーホールで開催された第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級ファイナルの結果が翌23日に発表され、亀井聖矢がグランプリを獲得した。また来場者の投票で決まる「聴衆賞」でも、他の出場者に大差をつけて第1位に選ばれた。結果は以下の通り。
グランプリ:亀井聖矢(桐朋学園大学1年)
銀賞:黒木雪音(昭和音楽大学3年)
銅賞:秋山紗穂(東京藝術大学4年)
入選:沢田蒼梧(名古屋大学医学部3年)
同コンペティションは、世界最大級の規模を誇るピアノコンクールで、今年は全3部門23の級に延べ約45,000組が参加した。
特級ファイナルでサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番を弾き、グランプリに輝いた亀井は、2001年生まれの17歳。全日本学生音楽コンクール全国大会ピアノ部門高校の部第1位入賞。愛知県立明和高等学校音楽科を経て、19年飛び入学特待生として桐朋学園大学に入学。現在桐朋学園大学1年在学中。上野久子、岡本美智子、長谷正一に師事。
亀井には、褒賞総額120万円および聴衆賞100万円、文部科学大臣賞、スタインウェイ賞、海外(ウィーン、ポーランド)を含む褒賞演奏会の機会が与えられる。
ピティナ・ピアノコンペティション
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