現在、最も重要なフランスの作曲家のひとり、フィリップ・マヌリ。東京オペラシティで開催される「コンポージアム2019」を前に、幼い頃の音楽との出会い、作曲に取り組むきっかけ、そして現在のマヌリの得意分野であるライヴ・エレクトロニクスを思い起こさせる、初めて作曲でテクノロジーを使った時の意外なエピソードなど、自身と音楽との出会いを語る。日本語字幕付。
【Profile】
現在最も重要なフランスの作曲家の一人で、ライヴ・エレクトロニクス分野における研究者であり先駆者。1995〜2001年パリ管コンポーザー・イン・レジデンス等を務めた。これまでオペラからソロ曲まで多彩な作品を次々と発表。近年では指揮者ロトに触発され、ケルン・ギュルツェニヒ管のために「ケルン三部作」を発表している。また2017年には、ノーベル賞作家イェリネク原作による、福島の原発事故をテーマとした、俳優、音楽家、歌手とエレクトロニクスによるオペラ《光のない。》が初演された。フランス芸術文化勲章「オフィシエ」受章。ベルリン芸術アカデミー会員。
【information】
コンポージアム2019
◎2019年度武満徹作曲賞 本選演奏会
6/9(日)15:00
審査員:フィリップ・マヌリ
指揮:阿部加奈子
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
◎講演会「フィリップ・マヌリ、自作を語る」
6/12(水)19:00(入場無料/事前申込不要)
◎フィリップ・マヌリの音楽
6/13(木)19:00
指揮:ペーター・ルンデル
フルート:マリオ・カローリ
管弦楽:東京都交響楽団
会場:東京オペラシティ コンサートホール
問:東京オペラシティチケットセンター03-5353-9999
http://www.operacity.jp/concert/compo/2019/