木星音楽団 ―尺八、箏、ケーナ、アルパによる4人の管絃楽―

世界初!和楽器とラテン民族楽器のクァルテット

左より:八木倫明、藤枝貴子、小野美穗子、三塚幸彦

 これまでどの音楽シーンでも耳にすることのなかった、新鮮な響きだ!

 木星音楽団は、和楽器である尺八(三塚幸彦)と箏(小野美穗子)そして、ラテン民族楽器であるアンデスの笛ケーナ(八木倫明)とパラグアイのハープ アルパ(藤枝貴子)による、世界初のアンサンブル。すべての楽器が木でできているところから「木製楽器の四重奏団」としてその名を付した。
 ホルスト「木星」、アンデスのフォルクローレ「コンドルは飛んで行く」といったクラシカルなメロディから、井上陽水「少年時代」、ビートルズ「イエスタデイ」などの名曲に至るまで、尺八、ケーナの風音と、箏、アルパの絃のゆらぎから生み出される絶妙なハーモニーによって、まったく新しい響きを創造する。それは言うなれば、世界をギュッと詰め込んだ箱庭にそよぐ、“一瞬の爽風”だ。異文化の融合がもたらした美しい音楽が、クラシック音楽の世界に新たな風を巻き起こす。

文:寺司正彦(編集部)
(ぶらあぼ2013年10月号から)

★10月17日(木)・東京文化会館(小)
問:プラネット・ワイ03-5988-9316 http://www.planet-y.co.jp/
チケット:ローチケ Lコード34734