ハンドベル芸術の最高峰
「きりく・ハンドベルアンサンブル」は、この楽器の第一人者であり、さらなる新しい可能性を模索し続けている大坪泰子のもと、管・打楽器の経験を持つ若手奏者らによって組織された精鋭集団。清澄な音色で聴く者すべてを魅了し、ハンドベル芸術の最高峰と称えられている。そんな彼らがこの夏、4度目となる海外ツアーを敢行し、アメリカ西海岸へ。「驚異的、感動、信じられないほどの複雑さ、卓越したテクニック…圧巻の一言」と現地メディアも大絶賛。「多くの出会いを得て、温かく惜しみないエールに励まされた」と大坪は振り返る。その「凱旋コンサート」と銘打ったステージでは、アメリカツアーで取り上げた曲目を再現。シューベルト「アヴェ・マリア」やフォーレ「天国にて」などのクラシックから、「アイ・ガット・リズム」などのジャズ、「おぼろ月夜」など日本の歌まで、幅広いレパートリーから厳選した、まさに彼らのエッセンスとも呼べる数々の名曲を、たっぷりと聴かせる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2013年10月号から)
★10月9日(水)・紀尾井ホール
問:ミリオンコンサート協会03-3501-5638 http://www.millionconcert.co.jp
ローチケ:Lコード34724