11月8日から静岡県浜松市で開催されていた「第10回 浜松国際ピアノコンクール」(審査委員長:小川典子)の本選が11月23日、24日の2日間にわたって行われ、順位と各賞の受賞者が発表された。優勝は、トルコのジャン・チャクムル(20)。聴衆賞を受賞した牛田智大(19)が第2位に入賞した。
結果は以下の通り。
第1位・室内楽賞 ジャン・チャクムル(トルコ)
第2位・聴衆賞 牛田智大(日本)
第3位 イ・ヒョク(韓国)
第4位 今田 篤(日本)
第5位 務川慧悟(日本)
第6位 安並貴史(日本)
日本人作品最優秀演奏賞 梅田智也(日本)
奨励賞 アンドレイ・イリューシキン(ロシア)
今回は、19ヵ国1地域から88名が出場。本選に進んだ計6名のうち4名を日本勢が占めた。また、第2次予選の課題曲、佐々木冬彦「SACRIFICE」の最優秀演奏賞には、梅田智也が選ばれた。会場のアクトシティ浜松には、第1次予選から多くの聴衆が詰めかけ、チケットの完売が相次ぐなど、ホール内は熱気に包まれた。
第1位入賞のチャクムルには、賞金300万円に加え、2020年3月末日までに日本及び海外でソロリサイタルや主要オーケストラとの演奏会の機会が10回以上与えられるほか、BISレコード(スウェーデン)とのCDレコーディング契約も与えられる。
浜松国際ピアノコンクール
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