フィルハーモニクス ウィーン=ベルリン

大胆な編曲も楽しみな、敏腕プレイヤーたちが贈るクリスマス・プレゼント!

C)MaxParovsky
 「クラシックにはグルーヴが足りない、難しくて退屈」と言っている若い人がいたら全力でおすすめしたい「フィルハーモニクス ウィーン=ベルリン」がクリスマス直前の東京芸術劇場にやって来る!
 ウィーン・フィルやベルリン・フィルのメンバーなど、ヨーロッパの第一線で活躍する7人の凄腕プレイヤーからなるスーパー・アンサンブル。2007年に「ザ・フィルハーモニクス」として活動を開始、メンバー・チェンジを経てグループ名を少しだけ変え、今回はニュー・アルバム『フィルハーモニクス VOL1 ボヘミアン・ラプソディ〜イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』を引っさげての来日となる。
 演奏される楽曲には、いずれも大胆な編曲が施されている。メンバーのシュテファン・コンツ編曲によるブラームスのハンガリー舞曲第1番には濃厚なロマの香りが漂い、熱気と狂騒に満ちたドライヴ感がたまらない。クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」もフィルハーモニクスの手にかかると、バッハ=グノーの「アヴェ・マリア」から始まり、ケルトのフィドル風までめくるめく展開を見せる音楽絵巻に。スティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」の洒脱さにも脱帽だ。
 こうした越境系音楽をクールに演奏できるのは、クラシックはもちろんジャズ、フォーク、ラテン、ポップスなど、あらゆるスタイルに即適応できる豊かな音楽的バックグラウンドを持ち、細かなニュアンスまで完璧に表現できる超一流の音楽家だからこそ。そんな彼らと、とびきりご機嫌なクリスマスを過ごしてみてはいかが?
文:原 典子
(ぶらあぼ2018年12月号より)

2018.12/14(金)19:00 東京芸術劇場 コンサートホール
問:ジャパン・アーツぴあ03-5774-3040
http://www.japanarts.co.jp/

他公演
2018.12/15(土)熊谷文化創造館さくらめいと(048-532-9090)
2018.12/16(日)やまと芸術文化ホール(046-263-3806)

CD
『フィルハーモニクス VOL1 ボヘミアン・ラプソディ〜イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』
ユニバーサルミュージック
UCCG-1798
¥2778+税